2014年11月05日

なにかを充実させたらなにかにしわ寄せがくる。

やまもといちろうさんのブログでなかなか「ズバリ!」のことが書いてありました。

財源のはっきりしない政策議論は、そもそもおかしいと思うんだよね



 少子化対策の話と財源の話は異なるようで実は地続きで、要するに「限りある税収をどこに振り分けるのか」を考えるにあたって、もしも少子化対策が重要なので予算を積もうと思えば必然的に他の財源を削らなければならないんですよ。


まったくその通りで、なんでもかんでもやるわけにはいかない。
われわれ政治家は、議会での議論をつうじて優先順位をつけ、どこから手を付けるか、どこを削るかを行政に示していかなくてはならないのです。
削る議論はあんまり行われない(せいぜいハコモノ批判くらいか)ですけれど。


例えば、保育園を増設しろ! 特別養護老人ホームを増やせ! というのはよくある話しなんですが、
どちらも受け入れている人ひとり当たり年450万円前後の経費がかかります。保育園の経費は0歳児です。1〜2歳児は年250万円くらいになります。
利用者負担は最大でも年7〜80万円くらいです。

残りはすべて区の財政負担=他の誰かの税金です。
その分、他の事業ができなくなります。

そこまであわせて考えて、それでも増やせ! と私自身は主張しているのですが、
利用者に更なる負担を求めたり、園庭など諦めたり、そういうものもセットで考えています・・・


「何かを充実させたら何かにしわよせがくる」


これは、今の時代の政治の現実です。
ぜひご理解いただきたいです。


ということで、私自信は

  1. 収入を増やす可能性のある政策(ネーミングライツとか)
  2. 時代に照らして見直しが必要になった政策(敬老金の見直しとか)
  3. 将来の負担軽減が見込める政策(予防医療とか)
  4. 高負担政策の啓発強化(保育、介護など)

の順に重要度をつけて提案しています。

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さて、やまもといちろうさんは文章中、公立小学校の教員数の議論について、こんなことを仰っています。
ちょっと長いですが引用します。



私は教育の専門家ではありませんが、昔に比べて圧倒的に日本人の基礎学力が低迷しているかというと、そうでもないんじゃないのと思います。ということは、本来であれば家庭が担うべき子供の教育に関わる部分が、学校に押し付けられた結果、実質的な教師の増員が続いてきたのに仕事が終わらないのだという話じゃありませんか。

 そうであるならば、義務教育に就学する子供一人当たりの金額は同じならば、少子化と共に予算は削減される。ただし、教員の数はそれほど減らないので、限りある予算の中で教員を雇うことになれば、必然的に残業代は出なくなるというだけの話です。民間ならば、仕事(子供の数)が減っているのに従事する社員(この場合は教員)が減らなければ、当然給金の水準は下がるのも当然でしょう。

それでも義務教育は大事です。先生方も大変な苦労をされて、日々働いているのも感情としては分かります。であるならば、出ている予算の中での人員繰りもしなければなりませんし、無理な業務は「無理である」と言わないといけません。担当する児童数は減っているのに仕事が増えているのであれば、それは増えている仕事を精査するのが筋なんだろうと思いますが、それでも大事なので予算を増やし教師を維持するべきだと言うことならば、他の財源を減らさなければならないのでしょう。

とりもなおさず、これって学校に家庭の躾や仕事を押し付けた結果が、教師の負担となり公教育の効率を引き下げている可能性をまず考えるべきなんでしょうが、どういうわけだか「財務省が悪い」って話になるのは、もう日本には大盤振る舞いする余力がないからです。

 そして、これがいま日本が直面している「衰退」とか「公共サービスの切り下げ」とか「貧乏を分かち合う」などの現象そのものだと思います。金が、ないんですよ。人も減っているし、担税力も衰えているんだけど、金を生まない市民サービスを維持したいという話になると無理が来るということです。


まさに教員の負担軽減を唱えているところなんですけど、私は、教員の担当する仕事を減らす(事務作業を軽減し、課題の進捗管理と教室経営に特化する cf.『学び合い』という授業手法の導入など)ことによって乗り越えられるかなぁとは思っています。


さらにいえば、徐々に学校の集約化はさけられないですね・・・


ただ、私が導入を推進している『学び合い』という授業手法は効果もたかく、平均点も上がりクラスの連帯感がつよまるといいます。くわえて、教師の負担軽減にもつながります。
このように、たんなる縮小でなく、固定観念をとっぱらって知恵をつかって

「マイナスをプラスに!」

変えていきたいです。


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kenposzk at 17:30│TrackBack(0)考え・想いなど 

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