2014年10月21日

渋谷区議会での「議案の一生」

昨日は「本決定」といって、委員会にて各議案(条例、予算決算、請願など、議会で決める案件)について、採決(賛成反対を多数決する)する日でした。
議会で一番大切な日だと言っても過言ではありません。


と言ってもなにがなんだか意味不明だと思うので、渋谷区議会での「議案の一生」についてまとめておきます。


<内容のまとめ>


  1. 委員会で審議→本会議で決定、の流れ

  2. 実質の審議フェイズは委員会の初回。委員会の二回目以降は決定のフェイズ。


<前提>

渋谷区議会は原則年四回、二週間〜一ヶ月開催されます。この期間(会期と言います)に、議案(条例、予算決算、請願など議会で決める案件)の審議が行われます。

第一回定例会(一定) 3月:約1か月。来年度予算やそれにかかわる条例など、重要な議案がたくさん
二定 6月:約2週間
三定 9月末〜10月末:約1か月。前年度決算審査など区政のチェック。来年度から開設される施設(保育園や高齢者施設や学校や出張所など)の改修等の建築議案・関連予算も多い。
四定 11月〜12月末:約2週間


この会期中に、本会議と委員会という2種類の会議が行われます。
本会議:全員で行う会議。会期の最初と最後がほとんど
委員会:少人数で行う会議。突っ込んだ議論は個々で行われます



<各議案の流れ>

各議案はおおむね以下の流れを取ります。


◎予告フェイズ

・定例会2週間の議会運営委員会で「提出予定議案」として、区長提出の議案(条例や予算決算など)の概要が示されます。

・1週間前ごろに議員の机の上に議案が置かれます。

・基本的な調査を行います。他区市の類似条例の調査など


◎審議フェイズ

・本会議で提案理由の説明(大抵簡単な「法律改正に伴い規定の整備をするため」くらいの説明です)が行われます。質疑ができますがやる人はほぼいません。その後、所管委員会に振り分けが行われます。

・所管委員会で審議が行われます。所管部からの詳細説明、各委員の質疑があって、突っ込んだ議論は個々で行われます。
今定例会の「客引き防止条例」では、規制対象となる行為について細かく質問があったり、運営方法について細かい注文がついたりしました。

・各会派(政党などのグループのこと)で会派総会(協議)が行われます。追加で聞く必要のあること、賛否の方針、討論(意見表明)の調整が行われます。



◎決定フェイズ

・本決定。各委員会で、まず補充質疑(聞き漏らしたものや会派総会で要請のあった質問を追加で聞く)が行われます。
その後、各会派・委員の意見表明が行われます。「討論」と言い、賛成反対の立場表明、その理由、要望や指摘事項など、という構成が多いです。
最後に採決が行われ、賛否が分かれたものについては多数決で決定されます。

・本会議にて、委員長が賛成・反対者の意見、および採決結果(可決か否決か)を報告します。
委員長報告に対する質疑が可能ですが、10年前に私が行ったのが最後です。それ以来行われていません。

・本会議にて討論(意見表明)が行われます。賛成反対の立場表明、その理由、要望や指摘事項など、という構成が多いです。
うちの会派(民主党渋谷区議団)は、立場が分かれるもの、重要なもの、デリケートな事情があって説明を要するもの、反対するものなどについて討論を行うようになっています。

・本会議にて採決。主に多数決で決定されます。可決されたものはその時点で成立します。

・議案に指定された時期に効力が始まります。これを「施行」といいます。




こんな感じです。なかなかわかりづらいですね。
昨日が「決定フェイズ」最初の「本決定」でした。明後日が本会議です。
もう3定も大詰め…なかなか疲れます。







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kenposzk at 17:30│TrackBack(0)議会活動 | 書評・資料

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