75歳以上に年間1万円を贈呈する「敬老金」制度についての考え方(議会発言の解説1)渋谷区の討論(意見表明)制限、反対派仲間の議員に呼び掛け

2014年10月09日

「うちわ」に限らず、政治家は公選法にとても神経使っているんです。過剰なくらい。

「うちわ問題」はしょうもないなーと思いつつも・・・
一般の方とは違い、政治家としては「公職選挙法」の規定と運用の仕方が、あまりにも中途半端でグレーゾーンが多いことが「しょうもなさを醸し出すポイント」だと感じています。


松島法相が「認めちゃったらヤバい」と思っているのもよくわかるし、民主党(私も所属しています)など野党が「法律を順守しないのは法相として不適格」というのもよくわかる。
もう突っ張りあいにしかならないでしょう。


さて、
「あーあ、やっちゃったよ。松島さんあいかわらず脇甘いなぁ」
としか思わなかったこの件ですが、以下の記事での「関係者」の発言には呆れました。


うちわ問題追及の蓮舫議員に“返り血”(東スポ)


自民党関係者は激怒して明かす。

「蓮舫さんは2010年の参院選の期間中、有権者に真ん丸いうちわのようなチラシを配っていた。この厚手の真ん丸いチラシはずっと以前の選挙から、立候補者が暑い夏の選挙戦で、有権者に自身の政策を聞いてもらう際、涼しんでもらうためのアイテムとして始まった。松島法相が討議資料と配ったチラシがうちわだと主張するなら、自ら配った真ん丸いチラシだって、うちわだったんじゃないのか」

 蓮舫氏も配っていた“うちわ”は、選管が許可する証紙を張った上で配布したもの。うちわかチラシかの境界は、柄があるかどうか。柄がないものは100%紙なので文書扱いのチラシ。柄があれば、紙以外を使っているのでうちわとなる。

 しかし、永田町関係者は「厳密に言えば蓮舫氏が配っていたのも、うちわ代わりになるほど厚手の紙だ。もともとうちわ問題は、永田町全体としてグレーゾーンの話。自分もやってることを突っ込むんじゃない。国民の大事な税金を使い国会を開いているのに、うちわで安倍内閣を陥れようとしているなら笑止千万」と批判した。

…グレーゾーンだから、われわれ政治に関わる人間は神経使ってぎりぎり妥当な線を追及しているんじゃないですか。
選挙管理委員会になんどもなんども「これなら適法?」って確認して、慎重に。


でないと、「公選法違反」として警察に警告や摘発を受けるので、うちわ型ビラに限らず慎重の上にも慎重にビラや配布物を作るんですよ。
なぜなら、公職選挙法があまりにもグレーゾーンの多い悪法だからです。


蓮舫さんの事務所も、同様に慎重に法を犯さないよう工夫したに違いありません。
これは民主党だけじゃない。自民党も公明党も共産党も、無所属であっても同じです。
どの候補者も、慎重に慎重を重ねて、公選法をクリアしつつ有権者に関心持ってもらえるように工夫しているんです。


「うちわ」に限らず、政治家は公選法にとても神経使っているんです。過剰と言えるくらい。
例えば、お盆にお線香を配ったり、割り勘の余り数百円を払ったりしただけで買収を疑われたりします。
そういう厳しい現実がある。「うちわの配布くらいいいじゃないか」とは、実は言えない。


それを、「もともとうちわ問題は、永田町全体としてグレーゾーンの話。自分もやってることを突っ込むんじゃない」とか、どれだけ無神経なんでしょうか。
松島氏を守りたいがための発言なんでしょうけど、


候補者の無神経さを居直るな! 

グレーゾーンと居直るな! 

むしろグレーゾーンをなくすよう法改正に努力しろ!



法改正ができる立場なんだから、グレーゾーンを認識しているんだったら法改正に取り組んでほしいところです。
いや、ほんとに。居直ってる場合じゃない。
実際には相当難しいのはよくわかるところではありますが…


…いや、東スポだから、そもそも関係者なんていないのかもしれないけどね。
ほんとうにこういう「関係者」殿がいたとしたら、極めて残念です。


これがきっかけとなって、公選法が適正化されることを切に望みます。


(追記:10月10日)
文中に民主党を明記しました。「ポジショントークじゃね?」ってご指摘がありましたんで。
公選法の難しさに直面する政治関係者(候補者)の実感「おいおい、公選法の運用に振り回されている政治関係者の身にもなってくれよ!」を書いただけであって、民主党を利するつもりも自民党をこき下ろすつもりもありません。
誤解させたらすみません。


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kenposzk at 10:16│TrackBack(0)

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