2014年10月13日

学力向上についての私の考え方・取り組み(渋谷区議会発言の解説2)

今回の議会質問では、学力向上について、成果指標を明示するよう教育委員長に求めました。
それについて簡単にまとめておきます。


<学力向上についての私の考え方>



私が政治の世界に入ったのは、塾講師をやっていて「学校教育はだめだ。こどもがかわいそうだ」と感じたことがきっかけです。
能力があるのに、先生や友達との折り合いが悪かったり、何かのきっかけで自信を失っていたり、教え方が合わなかったり、家が荒れていたりして十分な成績を上げられない子って必ずいるんです。
ちょっと手をかければ一気に伸びるのに。


だから、公立学校の教育においては、「底上げが大事」だと考え、成績下位の子ほど力を入れて対応すべきだと思っています。
それはかえって、成績上位の子にも強烈な刺激となります。小馬鹿にしていた友達の成績が急上昇して危機感を持つ…というのは一番の起爆剤なんです。
塾講師時代はたまにそういう手法を使っていました。相当効き目あります。


残念ながら、今の渋谷区の学校教育は、学校公開で見たり統計データを見たりしている限り、
「下位の子の底上げを図る」
ということをそこまで徹底されていないと思います。
2〜30人もいるなかで、できない2〜3人の子に手をかけるとかなかなか難しいので、いたしかたないところではありますが、
なんとしてでも「底上げ」を徹底してほしいと思っています。


ちなみに、一番いいと思っているのは、上越教育大学西川教授の提唱する『学び合い』という授業手法です。
教師は戸惑うでしょうが、成果は確実に出るので、ぜひ渋谷区立学校全校で導入してほしい…


<今回の提案内容とその意味>



今回は「成果指標を明確にしてほしい」という提案をいたしました。
成果指標が明確になれば、やるべきことが決まるんです。
ちょっと乱暴な例ですが、最低点をあげる! という目標を設定すれば、最初にに最低点をとりそうな子の指導を考えるようになるものです。
ぜひ、「渋谷区は公教育においてこういう成果を設定しているんだ」というものを明示してほしいと思っています。


ちなみに、この質問は前回からの「シリーズもの」です。
前回は、「渋谷区の小中学校の目標として、全ての子の学力を保障し、底上げを図ることに徹底して取り組んでいただきたい」と提案しました。
答弁は、「小学校で学ぶべきことは小学校のうちに身につけさせ中学校へ進学させること。中学校で学ぶべき内容はきちんと保障して、次のステップに進路を導くこと、それが最も大事なことである。学習指導要領に示された学習内容をその学年のうちに、しっかりと教えていくことが教師の大きな務めである」
というものでした。
これで、当たり前のことかもしれないけど「学力保障」を教員に求めるという方針が明確になったと考えています。

今回の答弁では、明確な指標は出てこなかったものの(想定内です)、どういう指標を重視しくのかについていくつか例示されたので、一定の成果が上がりました。

今回の答弁を踏まえて、今後「目に見える改善」を求めていくことになります。


ご意見お寄せください。


<議会での実際の発言・答弁>


渋谷区議会中継(鈴木けんぽう発言分)


(4)子どもの学力に対する成果指標について(0:13:05)
平成26年第一回定例会で、「全ての子の学力を保障し、底上げを図ってほしい」との私の求めに対し、教育長は「小学校で学ぶべきことは小学校のうちに身につけさせ中学校へ進学させること。中学校で学ぶべき内容はきちんと保障して、次のステップに進路を導くこと、それが最も大事なことであると捉えています。そのためには、学習指導要領に示された学習内容をその学年の。うちに、しっかりと教えていくことが教師の大きな務めであると考えています。」との答弁をいただいた。まさにその通りで、心強く思う。
今回は、どのような成果指標を使って「学習内容をその学年のうちにしっかりと教えられたかどうか」を見るのかを問います。
学年末のまとめテストのようなものをやって全員が60点以上を取るようにするとか、全国学力・学習状況調査で平均点と標準偏差を見るとか、いろいろと考えられますが、明確に見る指標・データを取る指標を設定することによって成果は目に見えるものとなり、また教育に関わる方々にとってもよい道しるべとなるでしょう。教育長の見解を伺います。


○教育長答弁
3(4)学力成果指標(0:57:45)
 東京ベーシックドリルを活用して日々の効果測定を行っている。様々な指標を使って、全てのこどもに確かな学力をつけていく


このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL