渋谷区議会における「討論制限」について各会派の意見「うちわ」に限らず、政治家は公選法にとても神経使っているんです。過剰なくらい。

2014年10月08日

75歳以上に年間1万円を贈呈する「敬老金」制度についての考え方(議会発言の解説1)

渋谷区では、75歳以上の方に毎年1万円を贈呈し、長寿を祝っています。
敬老金制度といい、民生委員さんを通じて行うことによって見守り(不都合や異常がないかどうかや安否を地域社会で確認していくことや制度)につなげています。

その効果もあって、渋谷区では居場所が分からない高齢者がいません。
これについては問題になりましたね。

(参考)高齢者の所在不明問題(Yahoo!ニュース)



渋谷区以外の23区では、ほぼ見直しが図られており、支給対象を絞ったり数年に一度の支給にしていたりします。
この敬老金について、9月25日の本会議で取り上げました。


<敬老金についての私の考え方>


私の考え方は以下。

  • 現在、対象者は約2万人で支給は年2億円程度。超高齢化が進む中で、今後対象者がさらに増加する(2035年で3万人に達するとする推計もある)
  • 対象者の意識も変わりつつあり、単に「もらえて嬉しい」から「不要なので、そのお金を福祉や子育て支援に使ってほしい」との意見もある
  • 民生委員さんにとって、手配りの負担がとても重い
  • なので、対象や支給方法の見直し、または両方が必要であると考える

ただし、敬老金については自民党3から共産党さんまで、ほぼすべての会派が存続を主張しており、民主党も内部的には議論があるところです。
今回も「この線だったらOK」と了解をもらって議会で取り上げました。


敬老金事業は、送る世代も送られる世代も気持ち良く送り受け取れるものとして、また持続可能な事業として見直しを図るべきだと思っています。

ご意見お寄せください。


<議会での実際の発言・答弁>



渋谷区議会中継(鈴木けんぽう発言分)


(3) 敬労金について(0:06:35)
敬老金は、75歳以上の方に毎年一万円を贈呈し、長寿を祝うという制度であり、民生委員さんを通じて贈呈に併せて実態調査をするという見守りの一環としての意義をもつ。同様の制度は他区では見直されいる。
 現在、対象者は約2万人である。超高齢化が進む中で、今後対象者がさらに増加する。
当事者の意識も徐々に変わっており、「敬老金については、辞退したい。福祉や子育て支援などに使ってほしい」という希望の方もいる。
民生委員の方々に、多額の現金をお預けすること、また原則手渡しのため2度・3度と足を運ばざるを得ないケースがあることも課題です。
例えば、対象の見直し、あるいは節目支給その他の方法もあると思いますが、敬老金について見直す必要がある。
 敬老金事業は、送る世代も送られる世代も気持ち良く送り受け取れるものとして、また持続可能な事業として見直しを図るべき。


○区長答弁
(3)敬老金 (0:33:20)
敬老思想の普及は大切。民生委員と高齢者の顔の見える関係を続けるためにも守る


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