「週刊金曜日」誌に掲載されました渋谷区議会本会議での質問(提言)の録画中継が掲載されました

2014年10月04日

「お弁当は親の愛情をこどもに伝えるメッセージ」という教育長の発言について(聞き取り&要約)

渋谷区議会が9月25日より開催されました。
26日の本会議後、堀切議員の質問(質問形式の提言)と教育長の答弁について以下のようなツイートをしました。
133件のRTをいただきました。

「そして、放課後クラブの「夏休みにお弁当持ってこないと利用できない」ルールについて、堀切議員が「用意できないご家庭もあるから対応してほしい」との 求めに教育長は「お弁当はご家庭の愛情」という発言。いや、作れないのは愛情とは関係ないだろう、と突っ込みたかった。自民党さんは喜んでたけど。」



このたび、該当部分の動画が公開されました。
聞き書きで要約しましたので、こちらでご確認ください。
教育長の答弁は若干違いますが、おおむねニュアンスは変わらないかな・・・

正式なものは議事録が作られるまでお待ちください。
ちなみに教育長は女性で、自らも子育てをしながら校長まで勤め上げた方です。(注 追記3参照)

-----------------

堀切議員 動画中継
(9月26日のものをご覧ください)


堀切議員 質問

4:22
  • 放課後クラブは夏休みお弁当が必要
  • 保護者が多忙で夏休みの間お弁当を作れないために放課後クラブの利用を控えざるを得ない児童がいる
  • 保護者が昼食を作れない日だけでも、仕出し弁当などで対応できないか
  • まず1校からだけでも始められないか


教育長 答弁

10:05
  • 夏休み期間中放課後クラブの様子を時折見た
  • 保護者が作ったお弁当を本当に美味しそうに食べていた
  • 保護者はこどもたちの健やかな成長を願い日々の食事を大切に考えてお弁当を作っていると感じている(そうだよ、そうだよ)
  • お弁当は保護者の気持ち・愛情をこどもに伝えるメッセージともなるとも感じている(拍手)(そういうことだ)
  • 放課後クラブでは、夏休みの期間だけでなく、給食の無い日の利用でもお弁当を持参することを利用条件にしている
  • 保護者にもご理解をいただいていると認識している
  • よって仕出し弁当等の対応をとる考えはない(拍手)(親がちゃんと面倒を見るの、こどもの〜不明〜勘違いしちゃいかん)


堀切議員 結語

20:30
  • 「親が作れないのが悪い」と言っているのではない
  • 今の若いお母さんたちはジェネレーションギャップがある
  • 自分より上は確かにできていたと思う
  • 今の親自体がそういうことができなかった人に育てられている
  • 実行していただきたい

-----------------

こどもたちのために忙しい中一所懸命、大変な思いをしてお弁当を作っていらっしゃる方のことは私もよくわかります。
うちもそうですから。

ただ、夜勤だったり病気だったり出張だったり、なんかの事情があってお弁当を作れない、作るのが非常に難しいご家庭を救済して欲しい、というのが今回の堀切氏の発言趣旨だと思います。

教育長の答弁は、そういう方々をむしろ追い詰めてしまうんじゃないかな・・・


私は、長期休みの放課後クラブは、通常の放課後クラブに比べて福祉的な色合いが強いものだと思っています。
なぜなら、夏休みの間全てに対応できるようなご家庭は、特に共働き家庭や母子・父子家庭では少ないからです。
いきおいその時期は放課後クラブの重要性・切実性が上がります。
特に、様々なご事情を抱えているご家庭に対しては丁寧な対応が必要なのではないでしょうか。


まぁ、事務処理だとか、衛生管理だとか、金銭管理だとか、もろもろの課題があるのも導入ができない大きな理由なんでしょうけど、それなら事情について答弁をするべきなんだろうと思います。
でないと、議論にならない。
堀切氏だって、「仕出し弁当等」とか「一校だけでも」とか、事情をある程度くみ取って質問しているようですし。


以上です。
この件、ご意見などありましたらお気軽にお寄せ下さい。


(追記1)
論理的には、
「お弁当をつくるのはこどもたちの健康を考えているからである」
は、
「こどもたちの健康を考えていなければお弁当は作らない」とは同じだと言えるけど、
「お弁当を作らないのはこどもたちの健康を考えていないからである」とは言うことはできない(愛情あったって作れないことはある)し、
「こどもたちの健康を考えていればお弁当を作る」も言えないから、
厳密には森教育長の発言は完全に否定するものでもありません。

丁寧に考えなくてはなりませんね。


(追記2)
基本的に教育委員会の答弁は浮ついた理念的なことばっかりでお茶を濁すことが多く、今回も悪い癖が出ているなと感じます。
冷静で理性的な議論にならない。極めて残念です。


(追記3)
下記の記事によると、教育長のご家庭では、食事はおばあちゃん(教育長のおかあさま)が担当なさっていたそうです。
日本のPTA、やっぱり変です

ご自分が日々の食事を作っていなかったのにこの答弁は、ちょっとひどいなぁ。



このエントリーをはてなブックマークに追加
kenposzk at 23:43│TrackBack(0)議会活動 | 教育

トラックバックURL

「週刊金曜日」誌に掲載されました渋谷区議会本会議での質問(提言)の録画中継が掲載されました