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2011年11月03日

食品の放射性物質検査ができる機器を区が購入してはどうか

ツイッター上で「 区民が汚染が心配と思われる野菜などの検査ができるように、380万円位で買える測定が正確だと言われるEMFガンマ線器具などの購入を」とのご意見がありました。




実は、この件については9月29日の本会議で取り上げていますので、要旨を記載します。

この質問に対する答弁はにべもないものでしたが・・・




ただ、例えば保育園の弁当持参などは、答弁では「お弁当や水筒の持参を認めていない」ということだけでしたが、その後区は方針転換して弁当の持参を許可しました。
今回これについて取り上げたのは確か私だけだったので、私の質問とその後の状況が状況を変えた・・・と考えるとちょっと楽天的過ぎるかなとも思いますが、ひとつのきっかけにはなっていると思います。

なので、測定機の購入についても全く無理ということではなくて、今後の状況や働きかけによっては十分可能性があると思います。




以下、質問要旨と答弁、参考までに質問本文も載せています
ご確認くださいませ。



(けんぽう質問:要旨)
放射能被曝については安全・安心の確保が大切であるが、特に安心の確保については個人の感覚にもよるので難しい。チェルノブイリの事故では甲状腺がんの発症などの他にうつ病が多く発症している。一つのテーマとして考えておいて欲しい。
「安心」を得るためには個人のやりたいことをサポートする必要がある。
個人宅への線量計の貸し出しや除染希望者へのサポート体制をとって欲しい。また学校や保育園では弁当や水筒が円滑に持参できるようにすることや給食食材の放射線量の調査公表だけでなく、希望者は自主的に検査が出来るようにしてほしい。
また学校・保育園での除染のための自主清掃などにも対応してほしいと考えるが区長の所見を伺う。



(区長答弁)
次に、放射能の被曝対策についてのお尋ねでございます。
放射線をどこまで許容するかを決めるのは社会であり、市民であるならば、安全確保と安心の確保を切り分けて考えるということについては、私も同意をしたいと思います。
初めに、学校や保育園では、弁当や水筒が円滑に持参できるようにしていただきたいとのお尋ねでございました。
公立小中学校では、学校長の判断で児童生徒の自己管理を前提とし、弁当や水筒の持参を認めております。これに対して、保育園では、乳幼児等を養護して育てるという保育の観点から、年齢にあわせた給食やおやつ、また延長保育に対しては補食を用意し、保育士が園児の体調を管理しながら水分補給を行うことを原則としております。また、乳幼児等は自己管理ができる年齢ではないこと、保育園は集団生活、集団保育を基本としていること、給食とお弁当が混在した中で食事指導を行うことは困難であることなどから、保育園ではお弁当や水筒の持参を認めておりません。
次に、給食食材の希望者による自主検査や除染のための自主清掃、一定の基準を超える場合の詳細な測定と除染等の取り組みについてでございますが、本区では専門機関で検査を行い、専門家による評価に基づいて、区として総合的に対応することとしておりますので、特別な対応は考えておりません。
なお、区民への線量計の貸し出しについては、小型線量計の貸し出しをするなど柔軟な対応を行ってまいります。
以上、議員のお尋ねの個人へのサポート体制の強化等につきましては、現状においては特段の対応は必要ないと考えておりますが、本区は今後も、お子さんの健康を守るとともに、保護者の皆さんの不安解消に取り組んでまいりたいと存じます。



<参考:質問本文>

(けんぽう質問)
・被爆対策について
続いて、被曝対策についてであります。
震災以降、この東京においても放射性物質の内部被ばく等に対する恐怖感が蔓延しております。親御さんたちもこどもを守るために必死になっているようです。
議員の皆様もそれぞれの立場で熱心に活動されているようであります。その取り組みに心から敬意を表します。

さて、チェルノブイリの原発事故では、放射能被害による甲状腺がん等の増加も問題となりましたが、広域的な課題の一つとして精神的ストレスが深刻であったことが明らかになっています。
WHOも、うつ病やPTSD等の精神的な問題を発症するケースが多いことを認めており、例えばベラルーシなどでは感受性の強いこどもの精神障害罹患率が通常の2倍を超えているとされています。これは非常に深刻な数字です。

これを踏まえると、安心をいかに確保していくかというのは非常に重要です。安全安心と一口にいいますが、安全を確保するための取り組みと安心を確保するための取り組みは明確に切り分けていかなくてはなりません。

安全確保するための取り組みは、様々に提案がありましたから、今回は安心を確保するための取り組みについて取り上げます。
安心を確保するためには、情報の重要性と確実性を高めていくことだけではなく、個人個人の納得感をどのように生み出していくかに留意しなければなりません。非常に個人差が激しいものですので、一律に対応するのが難しいのです。
さらに言えば、安全対策は経済学でいう収穫逓減の法則に従い、資源をかければかけるほど費用対効果が悪化する、という性質があります。何でもかんでもやるわけにはいきません。

その意味では、安心感を醸成するために、個人の自己防衛の取り組みをサポートし、個々の気持ちを受け止める方向でも対策をとっていくべきです。
具体的には、各学校や保育園などで弁当や水筒の持参を円滑にする、給食食材の公表を一歩進め申し出があれば食材を提供して自主的に放射能検査を行えるようにする線量測定や食品測定の可能な機器を購入して区で使用するとともに一般区民にも貸し出す、保育園や学校などの自主清掃を可能にする、自主的な線量測定を支援し、区の正式な測定に準ずるものと位置づけて、一定の基準を超える場合には区が責任を持って詳細な測定と除染等の取り組みを行う、などが考えられます。
区民の安心を確保するために、以上のように区民の自主的な取り組みをサポートする体制をとっていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。
区長のご所見を伺います。




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kenposzk at 18:41│TrackBack(0)議会活動 

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