災害を巡る地方自治体の構造的課題〜寄稿していただきました〜食品の放射性物質検査ができる機器を区が購入してはどうか

2011年10月25日

渋谷区議会第3回定例会終了

渋谷区議会第3回定例会が終了しました。


9月28日から約1か月間の長丁場。
決算審査を行う、重要な議会です。
個人的には、一般質問も行いました。


主要な議題について簡単に。


○暴力団排除条例(制定)


個人的には結構難しい条例だと思っています。
突き詰めて考えると論点が多い。
理念的な条例ととらえて賛成はしました。



○平成22年一般会計決算


平成22年は歳入が急減するなどなかなか厳しい情勢の中、
予防接種事業が大きく進んだほか、ネーミングライツ活用による財政負担の軽減、コミニティスクールの導入検討(結局平成24年度に実施はずれ込んだ)など、個人的には今までの提案がかなり実を結んだ年となりました。


会派としては決算認定に賛成。
例によって「注文を付ける形の賛成討論」でしたが、もうちょっと突っ込んでもよかったかもしれません。



○区民のいのちを守るため安心できる国民健康保険制度を求める請願


国民健康保険制度は非常にきついですね。低〜中所得者を中心に、保険料が高額で非常にきつい状態だと思っています。
ただ、国民健康保険は区民の一部しか加入しない保険制度。これに対し区民の税金を投入する負担軽減は、必要最小限であるべきではないでしょうか。


国民健康保険制度の改革は、医療保険制度そのものの改革、そして医療費負担をできるだけ軽減する改革(予防医療の推進など)によるべきだと考えています。
その意味で、窓口負担の軽減(区税を投入する)を含むこの請願には反対。


○所得税法第56条廃止の意見書の提出を求める請願


個人事業者の白色申告において、家族の従業者に対する税控除をするよう求めるもの。
要は、税制度の原則が個人課税なのに、ここだけ世帯課税になっているのがおかしいじゃないか、ということです。
賛成。


○児童福祉センターのプール再開を求める請願


児童福祉センターを含む施設については、建て替えが必要だと考えています。
なので今回は反対しました。
が、この件については行政の説明が不足しているんじゃないかなぁ・・・
多少時間がかかったとしても、合意形成のために区民との対話を図るべきと思います。


○子どもたちを放射線被曝から守るための請願


前定例会にて継続となっていました。
給食などの放射性物質測定を求める請願。
前回の判断はこちら → http://blog.livedoor.jp/kenposzk/archives/51899841.html


最終的には賛成多数で可決。もちろん民主党も賛成しました。
前回は色々と考え、議員として良かれと思って継続を決断しましたが、そんなのなかなか理解されないということの反省も踏まえて、シンプルに請願に盛り込まれている内容が完全に実施されていない点をとらえて賛成しました。


私はできるだけ立場の違いを乗り越えて、合意できるところを踏まえて前に進めることがいいと考えてきたのですが、まぁ、白黒はっきりつけることを求められているのも当然ですよね。
反省してます。



以上、議会報告でした。
次回定例会は11月28日から。視察などもあってドタバタのまま第4回定例会に突入します。






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kenposzk at 23:09│TrackBack(0)

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