2010年04月19日
新しい公共〜熟議
土曜日に文部科学省のシンポジウムを傍聴して参りました。
これはすごかった。「熟議」と銘打って、市井の有志の意見を肩書を取っ払ってディスカッション形式で組み上げていく。
文部科学省の役人の方がファシリテーター(進行役)となって、です。
従来型の審議会等は、多かれ少なかれ一定の枠組み、方針があって、その中で有識者にご意見をうかがう、というものが多かったのが実際のところです。
お役人さんの作ったシナリオにある程度沿った形になるというか。
今回の熟議では、議論はあっちに行ったりこっちに行ったり。参加者も教員、地方自治体の職員、研究者、地方議員、保護者、地域教育ボランティア、学生など多士済々。まとめる議論と言うよりは、色々な意見をぶつけ合い、発見を共有し合い、新たなものを生み出す場になっていたのでした。
さらに、ネット中継もされていたので、物理的にその場にいることができない人(遠隔地など)の方も参加できるのです。
これはすごい実験です。ものすごい。
今後はネット上で議論が進むそうです。
私も引き続きウォッチを続けていきたいと思っています。
kenposzk at 23:11│TrackBack(0)