代表質問の原稿書き終わり代表質問報告 その2

2009年06月11日

代表質問おわり

6月議会初日終了。

今日は代表質問でした。60分近くフルに使って、渋谷区政の諸課題を取り上げました。
準備も質問時間も短かったってのもあったけど、ちょっと議論がかみ合わなかった感じです。

 

○東京都との間の課題について

財政面、人事面、役割分担、制度面の4点を具体例をあげて東京都との間の課題について区長の見解をただしました。おおむね思った通りの答弁。

やっぱり、「東京都は渋谷区の足かせになっている!!!」と思います。

 

○インフルエンザ及び感染症対策について

・インフルエンザ
インフルエンザについては、予防啓発と予防接種の促進を提言。
啓発については町会などの協力も得てやるということ。

結局、豚インフルエンザと季節性インフルエンザのダブルパンチで医療機関がパンクするのがみえみえなのですから、できるだけの予防体制を区として取った方がいいと思っています。
手洗いや咳エチケットなんてみんな知ってたとしてもやってない。今日の区議会ですら、傍聴者も議員も咳をする時咳エチケットを守っている人の方が少なかったように思います。
豚インフルエンザは病原性が低くて気づかないうちに治っちゃうこともあるわけです。、「自分は大丈夫」「単なる風邪だろう」と思っていても実は豚フルだったってこともないとは言えません。

ビラ一本つくるより、区長をはじめとする区職員がスピーチのたびに真剣かつ具体的に予防を訴える方がよっぽど訴求力があると思います。今ならみんな聞いてくれるでしょうから。そういう回答が欲しかったなぁ。区長も保健所長も答弁する前に「皆さん方もこれこれこういう予防策を取ってください」とか一言添えるとか。まぁ、ないでしょうか。でも真剣に予防啓発する気があるのならそれくらいあっても良かったと思います。こまめに手洗いしろとか。マスクは再利用せずすぐ捨てろとか。

予防接種については休日夜間に接種できるところのデータを紹介する体制を作るということです。


・はしかの予防接種率向上
病気が国外から「輸入」されるのには過敏なのに、病気を国外へ「輸出」することには極めて鈍感な国だなあと思います。
米国のはしか流行、感染源は日本の野球少年=CDC
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-30457120080222?feedType=RSS&feedName=oddlyEnoughNews

最近も大流行している日本と違い、アメリカはほぼはしかは排除されています。
日本は「はしか輸出国」と言われてしまっています。

はしかは予防接種で防げる病気です。現在のところ、2回接種が基本なのですが、2回目は渋谷区では83%(平成19年)の接種率でしかありません。
目標は95%なので、目標には程遠いのです。接種率について向上を図っていってほしいと要望しました。

区長からの答弁は、「教育委員会とも連携して取り組んでいく」というものでした。

 

・任意予防接種に対する助成の範囲拡大
ヒブワクチンに対しての助成を、対象をおたふくかぜとみずぼうそうにも広げて欲しい、というもの。
小児科医さんや親御さんたちの要望が非常に強いところです。

基本的にはゼロ回答で、「現段階では考えていない」そうです。
「国の定める定期接種になるのが望ましい」とも仰っていました。

 

全般的に保健所は今はインフルで大変でしょうけど、ちょっと守りすぎなんじゃないか。
確かにみずぼうそうとおたふくかぜは任意接種で、定期接種になっていないというのは確かだけど、
じゃあ定期接種になったら万全尽くすかというと、はしかの接種率を見ればわかるように必ずしもそうではない。
「慎重に」するのは必ずしも悪いことではないけれど、結局建前にしか聞こえないのが残念です。また、利用者の立場に立ってどこまでできるのかといった発想が不足しているようにも思います。今後も継続して訴えていくべき課題です。

 


長くなったので今日はこの辺で。また報告します。



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kenposzk at 22:50│TrackBack(0)議会活動 

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