2006年07月31日
プールの吸い込み事故〜子どもの安全〜
今日は、本当にいやなニュースがありました。
プールで遊んでいた7歳の子どもが、給水口に吸い込まれて亡くなったというのです。
心からご冥福をお祈りします。
「7歳女児、プールの吸水口から吸い込まれ死亡…埼玉(読売新聞より)
31日午後1時40分ごろ、埼玉県ふじみ野市大井武蔵野、「ふじみ野市大井プール」で、遊泳中の同県所沢市山口、会社員戸丸勝博さん(45)の長女、市立小手指小2年、瑛梨香(えりか)ちゃん(7)がプール側面の吸水口(直径約60センチ)から配管の中に吸い込まれた。」
この手の事故は毎年必ずおこります。
たいてい、何らかの事情によって普段きちんとしている給排水口の覆いが外れ、そこに子どもが挟まってしまうというものです。
大人がすぐに気づいたとしても手の施しようがありません。
水圧は強く、子どもが助かる可能性はほとんど無いのです。
子どもを救い出そうと、監視員や先生が何人も集まるのですが、引っ張っても引っ張っても水圧には勝てません。
最初は暴れていた子どもが、徐々に力を失っていき、最後には事切れる・・・
それも、周りの子どもや大人の見ている前で、です。
こんな残酷な、悲しい事件はありません。
以前、芦沢議員の質問作りに協力し、学校安全条例の提案をしたことがありました。
「こういうところに気をつけろ!」という指導を学校に対してするのではなく、条例と規則によって、「これとこれに気をつけろ!」という風にチェックポイントを明確にせよ、というものです。
その眼目のひとつは、このような「起こりうる事故」を明確にし、システム的に対処することです。
今回のような吸い込み事故をはじめ、転落事故など頻繁に起こる事故をなくそうとするものです。
今回は市民プールということで、学校安全条例とはまた違った対応が必要なのは言うまでもありません。
しかし、「子どもの使用を考えて、事前に最善の手を打っておく」というのは共通ではないでしょうか。
このような吸い込み事故が二度と起こらないように。
微力ながら、力を尽くして生きたいと思います。
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