2006年05月07日
経済関係の本を読みふける
この土日は、家の用事をこなしたりしながら5冊の本を一気に読みました。
もとから読むのは早いのですが、それにしてもハイペースであったと思います。
○経済学の参考書
久しぶりにマクロ経済学を復習しようと思い、公務員試験向けの基本書をブックオフで買ってきて一読。簡単な本ですが、一通り復習するとずいぶんいろいろ思い出します。
政治をやっている人間として、経済学は必修科目のひとつだと思っています。
○高杉良「社長の器」
冷徹な兄が多国籍企業の総帥、温和で人徳者の弟が中小企業の社長兼野党代議士。そんな兄弟の葛藤が迫力ある筆致で描かれている経済小説です。
経営者に求められる「器」って、いったい何なんでしょうか。答えはもちろんないわけですが、行政の首長なども含めてリーダーとは何か考えさせられる内容でした。
○高杉良「金融腐食列島」上下
金融腐食列島(下)
銀行の不良債権問題を中心に金融の問題点についてかかれたもの。
住専問題についてはもうだいぶ忘れてしまっていたが、たった10年くらいしかたっていないんですよね。
その当時はあまり知識がありませんでしたが、壮絶なやり取りがあったんでしょう。
小説とはいえ、鳥肌が立ちました。
○ジョージソロス「グローバル・オープン・ソサエティ」
過去の話から一転、未来の話へ。
稀代の投資家で、有力慈善団体のトップでもあり、思想家としての一面も持つソロス氏が書いた未来へ向けての提言です。
副題は「市場原理主義を超えて」。
(金融市場の)グローバル化を背景に、噴出してきた「反グローバル」と「市場原理主義」の双方に対し異議を唱え、国際機関を世界的な公共財提供のための機関として強化しようとする提言です。
政府の再分配機能を国際的に強化しようという試み、といいかえてもいいでしょう。
できるかできないかは別として、新しい世界観を提示している、という意味で非常にエキサイティングな本です。
ベストセラーになったのもうなづけます。
未来を考える上で、ひとつの指針になるでしょう。
以上、経済関係の5冊を10時間ちょいで一気に読みました。
疲れたー。
これからちょっと体を動かしてきます。
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