がっかり。次の選挙にかける思い

2006年04月19日

港区の区役所・支所改革について

「都政研究」4月号の記事
「港区 区役所・支所改革 
〜 もっと身近に もっと便利に より信頼される区政を目指して 〜」
を要約します。

自分用なんで多少はしょっていますが、ご理解ください。


○歴史
・港区は昭和22年に3区合併したもので、旧来の区役所を新区役所&2支所とした経緯がある。
・その後2支所を開設し、区役所&4支所体制になった。
・支所長が部長級→課長級のように、支所は簡素効率化されてきた。
・その結果、区民サービスの向上と行財政改革を同時に達成できたものの、地元町会等の要望に単独で判断できなかった。
・今回の改革で人、物、金、権限を与え、「当事者能力を付与する」。

○改革の概要
・支所に当事者能力を持たせ、地域の課題を地域で解決可能にする改革
(1)支所の組織と役割
・支所長を課長級→部長級に。決定権限を持たせた。
・支所を3課体制にした。
 くらし応援課:サービス提供。窓口サービス、保健福祉、生活福祉等
 地区活動推進課:協同・支援。施設運営、土木等
 地区政策課:政策立案分野。政策立案や情報収集・発信等
・「支所」→「地区総合支所」と改称。
(2)区役所の組織と役割
・総合支所の支援機能と統一的機能(条例・国や都や他自治体との連絡調整など)、地域間格差の是正と地域特性との調整機能
(3)工夫など
・総合支所長が本庁部長を兼務する。
・1箇所しかない施設は本庁所管。
・職員は全体で5倍増、ただし配置転換で対応。
・支所や区役所の改修(プライバシーや利便性向上に配慮したもの)も同時実施
・申請や相談はどの総合支所でも対応
・異動内示を前倒しし、業務習熟期間を十分取れるよう配慮


ということで、港区の支所改革についてまとめました。
渋谷とは状況がまったく違いますが、参考になる点も多いですね。今後も研究してみます。

 



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kenposzk at 17:23│Comments(1)TrackBack(0)議会活動 

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この記事へのコメント

1. Posted by 舟久保輝雄   2006年04月22日 05:37
港区の行政の取り組みを、もっと深く考えて。文書だけでなく、現場に行って見てください。支所改革は、三位一体の行政改革の本丸です。現場に当事者能力を与えることは、改革の初めの一歩です。渋谷区では、この流れと逆です。コンピューターへの盲信から、現場の当事者能力、参加意識をなくす方向しか感じられません。各出張所が出していた、地域ニュースの廃刊は私の心を痛めております。どうして、行政と住民との橋渡しの役割を持つ物を大事にしないのか。分かりません。なぜ、システムとして、情報の共有化を目指さないのか。今の行政には、現場の声が届いていません。もっと歩きなさい。

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