構造偽装事件のけじめ渋谷区交通安全協議会総会/松濤美術館「台湾の女性日本画家・陳進」展

2006年04月04日

ウィニー被害への対策について

ウィニーによる情報流出、まだまだ被害が拡大していますね。


簡単に言えば、ウィニーは、

「自分のパソコンの中の指定したデータを、インターネットを通じて交換するプログラム」

です。
自分で録画したビデオや写真などのデータを他人の持っているビデオや写真などと自由に交換できるわけです。
だから、これを使って映画をゲットしたり、写真集やアーティストの楽曲を手に入れたりする人がいるのです。


今、「指定したデータ以外のパソコン内データを勝手に交換してしまう」ウィルスが広がっています。
このウィルスにかかると、住所録や家計簿、あるいは顧客データなどの「公開したくないデータ」も勝手にインターネット上にばら撒かれてしまうのです。

典型的なパターンは以下:
1)職員が仕事を家に持ち帰り、個人情報などのデータを持ち出す(USBメモリがよく使われます)
2)職員の私物パソコンにデータをコピーして仕事をする
3)私物パソコンにはウィニーが入っており、ウィルスに感染している
4)データが勝手に交換され、世界中にばら撒かれる
5)いったんばら撒かれたデータは二度と消滅せず、どこかに蓄積される


なので、基本的な対策は以下:
1)私物パソコンを仕事で使わせない
2)データの持ち出しを禁じる
どちらも大抵は禁止していますが、徹底されない場合トラブルにつながります。


初当選以来、何度もこの二点については議会で指摘をしていますが、なかなか難しいですね。
「100パーセント安心」という風に絶対にはならない性質のものですが、行政側には徹底した努力を求めていきます。

アドバイスなどありましたらぜひよろしくお願いします!


参考:
情報セキュリティに関する私の発言をお伝えいたします。


【質問】
「二、特に個人情報の保護について、さらに厳格かつ実効性のある取り組みが必要だと考えますが、いかがお考えでしょうか。
 区役所内でのコンピュータ端末の導入はまだまだ不足しており、聞くところによると、職員私物パソコンの持ち込みもあるとのことです。私物のパソコンに区民の個人情報などが蓄積され、悪意なく漏えいされてしまうなどのヒューマンエラーが起こる危険性も十分に高いと考えますが、そのようなケースに対する対応、特に私物を持ち込む必要がなくなるように台数を確保するべきではないでしょうか。(平成15年6月6日本会議・初質問)」

【答弁】
「 私物のパソコン等のかかわり等のお話がございました。
 財務会計システムの導入に合わせて整備をし、業務ソフトや文書作成を活用しておりますパソコンにつきましては、現在、各係一台を基準に設置し、業務の状況に応じ増設を図ってまいりました。さらには費用対効果の面、あるいは区民サービスの向上の面から設置台数を検討しつつ、情報化の進展に対応し、区民サービスの充実に意を払ってまいったところでございます。
 私物のパソコンがあるということでございました。どうして御承知になったのかなと、こう私も思うんですけれども、それはともかくとして、仮に私物のパソコンが使用されるといたしましても、それは単体として、単体のみで使われているところでございまして、ネットワークそのものに接続はできないと、このように私は承知しているところでございます。したがって、これがたとえ私物パソコンであっても、そこから個人情報が漏えいするということではなくて、一般的な職員対応のあり方の問題であろう、こういうふうに考えておりますので、それは職員研修の問題だというふうに私は考えているところでございます。
 なお、私物のパソコンのフロッピーによって問題を生じることのないよう、これからも統合的に検討、徹底を図ってまいりたい、このように思っているところでございます。(桑原区長)」

ほか、
情報セキュリティの強化(平成15年11月28日本会議):ISMSなどの導入による情報セキュリティの強化
セキュリティポリシーの策定について(総務区民委員会)
など、この問題については継続して取り上げてきました。

改めて申し上げますが、アドバイスなどありましたらぜひよろしくお願いします!



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