NGO忘年会おおみそか

2005年12月29日

国土交通省新着情報の備忘録

所属している都市環境委員会の、関係省庁の動きについての備忘録です。


○国土交通省新着
・指定確認検査機関等への立入検査の結果について(国土交通省HP)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071228_2_.html

国交省が指定確認検査機関(123機関)の業務チェックをおこなったものですが、びっくりしました。
構造審査担当者がいない検査機関が結構(20機関以上)あったこと、必要な記載項目の欠落等の帳簿の不備が17機関もあったこと、構造計算書の図書省略という制度があるのですがその要件を満たしていないにもかかわらず省略している事例があったことなどが明らかになったのです。

技術的・事務的な知識が要求されることので、これがどこまで問題なのか正直わからない部分もあるのですが、今後精査していきたいと思っています。

なお、一月には特定行政庁(自治体のこと)の検査も予定されています。こちらも注目しています。


・構造計算書偽装問題に関する緊急調査委員会(第2回)議事要旨
http://www.mlit.go.jp/kozogiso/051226/gijiyoushi.pdf

速報版ですが、いくつか注目できる質疑応答・意見がありました。
そこだけ抜粋して要約します。


○ ERI が所持しているいくつかの計算ソフトによって、一つの建物を一貫計算した場合、全てが同じ結果になるか。
→ それぞれ違う計算結果が出る。
○ 建築確認は建築基準法で定めている要求条件を満たしているかどうかを確認する業務。建築基準法で定められている構造に関する規定は、構造物がどういう最適条件を満たさないといけないかという最低条件が定められている。従って、技術者が使うマニュアルによって様々な計算結果が出るので、一つ一つ確認を行うことは事実上不可能である。今後、建築確認はどこまでやるのかということを検討することは重要。
○ 特定行政庁は指定確認検査機関をどのように評価しているのか。
→ 一人あたりの処理件数は民間の検査機関に比べると遙かに少なく、民間の大手に比べると、主事も、ゼネコン出身者や設計のプロの経験者はいない。
→ 行政としては民間がやってくくれればよいと思うが、民間確認検査機関は、利益を重視することと、適切な時間をかけて建築確認を行うことを両立することは難しいと思う。
○ 指定確認検査機関は業務を行う上で何を売りにしているのか。
→ 時間をかけ、厳正な審査を行っている。指定確認検査機関に全てをチェックする義務があるとするならば、非常に大きなコストがかかる。
→ 民間の検査機関においては、行政よりも多様な評価手法を持っており、行政以上の審査能力を持っている。今回の件で確認検査業務が行政に戻るというならば全くのナンセンスである。
○ 今回の件は、極めて特別な事態なのか。全体としてこれだけなのかということが非常に不安である【もっと偽装があるのではないか、という指摘か?】。
→ ごく一部の者の責任である。大臣認定のプログラムが改ざんされないようにすれば今回の事態は防ぐことができると考えている。
○ 11 月28 日にERIは構造計算ソフトを購入したとのことだが、愛知県、台東区、イーホームズはソフトを導入したか。
→ 現在検討中である。【愛知県か?】
→ 3種類のソフトを購入する。また、職員の他にJASCA等の専門家に委託している。【台東区か?】
→ 本件が生じてから購入している。なお、大臣認定プログラムは106 種類あり、同じプログラムを使用した場合でも仮定条件により、計算結果が異なってくる。【イーホームズか?】
○ もっと図面を見て確認するべきであったのではないか。
→ ベテラン担当者に聞いたところ、構造設計業務をやっていた頃には感覚が研ぎ澄まされるため確認することができたが、審査のみを担当するようになってからはそのような感覚が鈍ってきてしまったということであった。
→ 確認検査制度は、図面と書類の整合性を確認するものなので、図面がおかしくても差し戻すとことはできない

【】部分は私が書き込みました。


・2005道路整備効果事例集
http://www.mlit.go.jp/road/koka5/index.html

これ、面白いです。道路整備によってどのような効果が生まれたのかの事例を結構ビジュアル化して書いています。
東京都では葛西臨海公園のところの環七立体交差事業が載っています。
時間があればぜひごらんになってください。

 

 



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kenposzk at 06:31│Comments(0)TrackBack(0)関係省庁資料 

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