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2005年10月18日

総合設計制度(「都政研究」論文要約)

「都政研究」10月号「港区における総合設計:公開空地の創出と住宅供給促進―運用実態と課題(原田敬美:元港区長)」を要約します。

〇総合設計制度
・総合設計制度:敷地内に広い空地を有する建築物の容積率の特例制度(建築基準法59の2)
・目的:市街地の環境に配慮しつつ土地を有効に利用するため
・種類:一般的な総合設計、「市街地住宅総合設計制度(いわゆるボーナス住宅制度、住宅供給が目的)」「市街地複合住宅総合設計制度(商業・業務床にも容積率割り増しをみとめるもの)」「都心居住型総合設計制度(都心居住を推進)」「業務商業育成型等総合設計(職住均衡の都市づくり推進)」「共同住宅建替誘導型総合設計(老朽マンション建て替えのため)」の6タイプ
・特徴:(1)手続きが比較的簡便(2)公共施設整備を前提としていない(3)公開空地のみで他制度と同様の緩和ができる


〇港区での実績
・数:増加傾向
・タイプ:市街地住宅総合設計、一般型総合設計、都心居住型総合設計の3タイプのみ
・高さ:平成8年以降の半数が100メートル超


〇総合設計の効果
1、公開空地の増加
総合設計によリ提供された空地面積は25万(平成13年度末)→区立公園面積合計を超える:区内空地全体の7.2%を占める→大きな貢献

2、住宅供給
総合設計により提供された住宅個数は1万2千戸(平成15年度末)→平成13年以降は供給される住宅の実に65%が総合設計により供給(港区では「住宅付置義務制度」があり、業務系開発に対し一定の割合で住宅供給を義務付けをしているので、その効果もある)


〇総合設計制度の課題
・公開空地の拡大と住宅供給という点で効果が高い
・提供された歩道上空地が連続しない(歩きにくい)
・植栽基準がない
→具体的な空地整備マニュアルが必要
・超高層開発が増えて、周辺住民の理解を得ることが難しくなっている
→新たなルール作りが必要

 


 



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kenposzk at 07:58│Comments(0)TrackBack(0)書評・資料 

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