大変だぁ野田議員の方針転換

2005年10月09日

「経営者を格付けする」という本を読みました。

「経営者を格付けする(著者:有森隆/草思社/1500円)」という本と出会いました。


経営者を格付けする

なかなか面白く、ちょっとした空き時間でばばっと読んでしまいました。

例えば・・・
張富士夫(トヨタ):総合90点
状況判断力20点、目標達成力20点、決断力15点、遂行力20点、後継者育成力15点、
カルロス・ゴーン(日産):総合78点
状況判断力15点、目標達成力20点、決断力15点、遂行力15点、後継者育成力13点、

日枝久(フジテレビ):総合47点
状況判断力15点、目標達成力10点、決断力7点、遂行力10点、後継者育成力5点、
堀江貴文(ライブドア):総合55点
状況判断力15点、目標達成10点、決断力20点、遂行力5点、後継者育成力5点、
孫正義(ソフトバンク):総合68点
状況判断力17点、目標達成力20点、決断力20点、遂行力6点、後継者育成力5点、

それぞれの評価にはそれぞれ理由を添えられていますが、これも面白いです。
日枝氏で言えば、「若造となめてかかった相手に言いようにあしらわれた社内政治家」と端的に言い表していますし、
ゴーン氏でも、「日本のメディアは持ち上げるがルノーのゴーン評価はこれから、日産の経営者としては明らかに過大評価だ」とし、日本市場における低迷(「国内の需要を見誤った」)や財務会計上の操作(「彼には百戦錬磨の経営者としてのしたたかな計算があった。本来であれば単年度で処理する必要のないリストラ費用を目一杯前倒しすることで巨額の赤字を作ったのだ。社員の危機感をあおるとともに、翌年にはその分負担が軽くなり、一挙に利益をかさ上げできた。・・・V字回復を強烈に印象付けた。このテクニックこそが、ゴーンマジックの真髄である」)などを冷静に分析しています。

いやー、実に面白いです。
議会での議論(一般質問など)では経営者の言などを引用して質問することも多いため、十分に活用することができそうです。

 

本との出会いは、まさに「めぐり合い」だと思っています。
そのときの自分に一番必要な本が、本屋に入ったとたんに目に「飛び込んでくる」という感覚です。

きっとこの本も、今の私にとって必要不可欠な本に間違いありません。
嬉しい出会いです。
もしよかったら、読んでみてくださいね。


・・・しかし、本って安いですよね。たった1500円でかなりの情報が手に入るのですから。



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kenposzk at 14:53│Comments(0)TrackBack(0)書評・資料 

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