2005年09月30日
渋谷区議会:質問前文
そろそろ時間が迫ってまいりました。前文を公開いたします。
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未来の渋谷をつくる会の鈴木けんぽうです。
質問に入ります前に、一言申し上げます。
今回の区長発言において、区長の渋谷駅周辺地域再開発についての意気込みが盛り込まれておりました。
私は渋谷駅再開発を所管する都市環境委員会の委員長でありますが、その立場を離れて一人の区議会議員として、区長の意気込みに触れて大変うれしく思いました。
私は、庁舎のお隣の大向小学校を昭和61年に卒業をいたしました。そのときの卒業生は120人余、大体6年ごとに1クラスが減少していくというペースの中でありました。ご存知のように、その後大向小は合併になり、神南小学校へと変わるわけであります。
私が卒業してから数年のうちにバブル景気の狂乱の中で地上げが横行し、同級生はどんどんと引っ越して行きました。彼らの家は大規模なビルになったり、駐車場になったり、あるいは店舗になったりと様々です。
小学校がなくなり、友達の家はなくなり・・・地域は大きく変わりました。母校がなくなったとき、友達の家が重機によって壊されたときの寂しさは良く覚えています。
今回の再開発が、同様の狂乱を生み出さないように。大きな開発利益が凶器に代わることのないように願っています。
区長には、ぜひとも地域の一人ひとりの思いを汲み取り、守り、かつ大局的な視野に立って都や関係事業者との調整を図っていっていただきたいと思います。
渋谷の50年・100年先を見据えつつ、一人ひとりの思いを汲み取るのは非常に難しいことと思いますが、ぜひともご尽力をお願いいたします。
それでは、質問に入ります。
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