メーデー参加政治的な本も漁ろう

2005年04月30日

たまには教養的な本を漁ろう

連休ということですが、基本的には休みはありません。
ただ、若干時間的な余裕ができるので、何冊かばばっ! と読んでいます。
 
そのうちの一冊、「宗教学講義―いったい教授と女生徒のあいだに何が起こったのか」をご紹介しましょう。著者は植島啓司。関西大学の宗教学の教授ですが、まあ、ぶっ飛んでいることこの上ありません。この本も期待に応える一冊です。
 
なぜ人は宗教に惹かれるのか。カルトとは何か。マインドコントロールと洗脳とは。タブーの根拠は。トランス状態の必要性は。などなど、非常に興味深いテーマを戯曲形式でわかりやすく解説しています。
しかも、手軽。一時間くらいでザザッと読めちゃいます。
 
もともと、著書の植島啓司さんは「66の名言による世界史教程」という本で知りました。
これがまた面白い本で、著者は植島氏の他に岸田理生(劇作家)、南伸坊(イラストレーター)、四方田犬彦(学者)、渡辺直己(文芸評論家)と最高に個性的な面子で、名言を題材にエッセイをそれぞれ展開すると言うもの。
高校生の頃は小論文のネタ帳に使わせてもらいましたが、ニーチェ、マラルメ、コクトー、ウィトゲンシュタインなどの言葉をさらりと取り上げて存分に料理しているほんとにかっこいいエッセイ集です。
その中で、植島氏は「『一切宗教について論じない宗教学』を夢見た」と書いていました。数学で言えば「一切数字を使わない数学」とでもいえるようなものです。そんなことができるのかな、なんて思ったのが興味の始まりです。
それ以来、植島氏の本は目に付くと読んでいます。
 
今日読んだ本は期待に応える、素晴らしい本でした。
何回か読むと更に面白いかもしれないなと思っています。


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kenposzk at 23:08│Comments(0)TrackBack(0)書評・資料 

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