2013年11月

2013年11月27日

【資料】障害者雇用の課題

東京都政専門雑誌の「都政研究」誌に、「障害者が当たり前に働ける社会の実現を目指して」という原稿が載っていましたので、要約します。
自分の資料用なので読みにくい点はご容赦ください。


○障害者雇用の現状
・都内では民間企業の雇用障害者数は右肩上がりで伸びており、2012年で14.1万人と過去最高
・障害者の求職は伸びており、特に精神障害者は大きな伸び(12年度は対前年比約20%増)
・2013年4月~民間企業の法定雇用率は1.8%→2.0%、2015年4月からは見立つ企業に対する「納付金制度」が従業員200人→従業員100人に拡大
・2018年には精神障害者の雇用義務化
・従業員56~299人の中小企業は雇用率が低迷


○必要とされる対策・支援
・求職者に対する支援(面接対策セミナー・職業訓練など)
・受け入れ企業に対する支援(セミナー・職場体験実習など)
・職場体験実習を促進するためには、受け入れ企業の開拓、実習生の保険費用補助、実習受け入れ時の助成金など
・「援助付き雇用(米国、1986~)」の重要性:就職した後に継続的に支援を行う


○今後の課題
・就職した障害者の職場定着率向上
障害者の平均勤続年数:身体障害者・知的障害者9年2カ月、精神障害者6年4カ月
・中小企業の受け入れ準備
従業員56~299人企業では7割が法定雇用率未達
・障害の多様化への対応




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kenposzk at 17:43|PermalinkTrackBack(0)関係省庁資料 

2013年11月26日

【資料】東京23区でのごみ処理エネルギーの有効活用について

東京23区は共同でごみ処理を行っています(東京二十三区清掃一部事務組合)。
特別区の広報誌「区政会館だより」に「清掃工場におけるエネルギーの有効利用と今夏の発電電力供給(送電)増量の取り組みについて」というレポートが載っていましたので、簡単に要約します。

基本的には自分用の資料なので、読みにくい点はご容赦ください。


○発電事業

・ごみ焼却に伴って発生した熱エネルギーを蒸気や電力に変換し、工場内で利用
・併せて余剰電力の売却や近隣公共施設等への熱供給
・発電事業は全19清掃工場で実施
・工場総使用電力量の92%の電力を賄うとともに、残りの電力を売却して63億円の収入(約5億7千KWH)
・熱効率の概要は1)熱利用(工場内・外部合わせて)20% 2)発電(工場内・外部合わせて)17% 3)残りは損失や放熱


○熱供給事業
・14工場で近隣区遊施設への熱供給(体育館、美術館、温水プール、区民館等)
・渋谷は含まれず
・一部地域冷暖房事業者、東京都施設に有償で熱供給。売熱収入は1億8千万


○平成25年の夏季電力供給について
・灰溶融炉の一部を停止し電力供給量を約3千KW増やす(平成25年度中)
・平成25年7月22日〜8月9日の間、灰溶融炉を全部停止し、さらに2千KW増やす
・上記の間の工場点検時期を変更し、焼却炉の稼働数を増やしてさらに6千KW増やす
・平成25年7月29日〜8月2日までの電力ピーク時間帯(13時〜16時)に焼却量を増やし、さらに5千KW増やす
・上記の取り組みで、ピーク時間帯に最大約4万1千世帯相当の電力を積み増して外部に供給



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kenposzk at 22:23|PermalinkTrackBack(0)関係省庁資料 

2013年11月13日

青梅市役所視察〜渋谷区役所建替えの参考に

渋谷区議会庁舎問題特別委員会では、「耐震補強よりも建て替え」という渋谷区議会の判断のもと、近年建替えを行った自治体の視察を行っています。
昨日は平成22年竣工の青梅市の視察に伺いました。

ちなみに、私は耐震補強に賛成しましたが、議会での意思決定には従うつもりです。


○外観〜1階(市民サービス)


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外観です。新しくてうらやましいですね。
黄色タイルを横断する形で四角状のスチール枠が見えますね? あれは地震が起きた時、揺れを吸収する空掘りの役割を担っています。
あそこで建物の揺れと周囲の地面の揺れを切り離してしまうのです。


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駐車場です。できるだけ芝生のオープンスペースを取っています。イベント等で使うほか、災害時の避難スペースにもなるそうです。
真ん中あたりの自動販売機は、非常用コンセントが10個取られていて、自家発電に直結しています。



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一階ホール。市民課、国民健康保険、高齢者・障害者福祉、税、子育てなど住民サービス窓口が集められています。
ほとんどの市民の用事はこのフロアだけで完結するそうです。案内も十分に行き届いていて、案内するフロアマネージャーも設置。
さらに特徴的なのは、視聴覚障害への対応です。視覚障害をお持ちの方が白杖を使って来庁なさると、センサーが働いて自動的に音声案内が開始され、玄関口の案内担当者がサポートに当たることになっています。
さらに、聴覚障害者に対しては、非常時にフラッシュライト点滅によって情報を伝える装置が設置されています。



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1階フロアのこども関係窓口のところには広めのキッズスペースが。
こどもを入れないよう写真を撮るのは難しかったですが、まぁ雰囲気は伝わりますよね。


○執務スペース

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低めで長いカウンターが廊下に面しています。
セキュリティの関係で、職員以外は中に入れないと。まぁそりゃそうですよね。

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庁議室。最高経営会議室と呼ぶそうです。完全ペーパーレス化を実現、スクリーンでプレゼンしその場で担当職員に指示が飛ぶそうです。
ここは・・・渋谷区は大きく遅れていますねぇ・・・議員の資料もペーパーレス化してくれないかな。


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こちらは災害本部。普段は普通の会議室ですが、各地域の情報をスクリーンに映し出したり(職員がハンディカメラで撮ってFOMAで飛ばすらしい!)、東京都と情報をつないだり、行政無線で情報を住民に直接伝えたりできるそうです。


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こちらは行政情報コーナー。光の関係で、というかウデの関係で暗く見えますが、開放感と温かみのあるスペースでゆったりのんびり行政情報を確認することができます。これもいいなぁ。


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喫茶コーナー。各障害者団体が日替わり・時間交代で担当し、収益を活動充実や工賃アップに使っているようです。
こういうのは1団体で占有したりするのですが、各団体がそれぞれ工夫を凝らしているようで、毎日盛況だそうです。ひざかけがいいですねぇ。


○議会


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議場です。議員はどうしても、議場が気になるものです。

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傍聴席。ガラス窓の向こうは子連れで傍聴できるスペースです。たまに利用されるようです。これもいいですねぇ。



○特殊設備等


・免震構造
地面(地盤)と建物を切り離し、揺れを吸収するゴムのような素材を挟むことで地震の時に建物が激しく揺れないようにしています。
これは渋谷区役所建て替えでも導入が予定されています。


・自然換気システム
夜間の冷えた空気で庁舎内を換気するシステム。夏場の冷房を減らします

・地中熱利用
1年を通じて温度が一定に保たれる地中の特性を利用して、夏は冷房・冬は暖房の機能を補完します。

・雨水利用
地下に800リットルに及ぶ雨水貯留水槽を設け、トイレ洗浄や地中熱利用に活用。年間1万リットルほどのうち、約4千リットルを雨水で賄っているそうで、100万円ほどのコスト削減につながっているとか。



○青梅市概要
人口:14万弱
一般会計規模:476億円(うち市税収入200億円)
特別・企業会計を含めた規模:1400億円(国保、競艇・競輪、下水道、後期高齢者、介護、病院)

新庁舎建設概要
敷地面積:16,000平方メートル
建築面積:5,000平方メートル
延床面積:22,000平方メートル
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、免震構造
工期:平成20年3月末〜平成22年5月末
建設事業費:73億円(うち建築48億、電気設備9億、空調設備11億など)
総事業費:88億(引っ越しや解体など含む)

経緯
平成2年〜6年にかけて1度実施設計までやった(170億円規模)そうですが、バブル崩壊により一度休止。
旧庁舎は昭和36年建築であり、老朽化&狭隘化&バリアフリー・耐震性能などの課題から平成14年に新庁舎検討開始
平成17年11月基本構想
平成18年12月基本設計
平成20年1月実施設計
平成20年3月工事契約
平成22年5月竣工
平成22年7月開所
平成23年4月外交等工事竣工・新庁舎建設事業落成式典開催


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ということで、大変実りのある視察でした。関係者の皆様ご協力ありがとうございました。


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2013年11月07日

60代の地方議員がほぼ半数〜区議会議員・市議会議員の統計より

平成25年8月の市議会議員の属性に関する調べ(市議会議長会)より。
注目のデータを。


1)議員の年齢構成


平成25年議員の年齢構成



10歳刻みの区分(被選挙権は25歳なので、20代は短い)で、最も多いのは60〜70歳の議員。全体のほぼ半分。
50〜60歳が3割ほど、つづいて40〜50歳と70〜80歳の区分が1割でほぼ同数。
20代・30代の議員は、あわせてもなんと全体の5%ほど。


渋谷区議会議員は比較的若い区議が多いので、年齢構成が全然違いますねぇ…
といっても、今は40代が一番多いのかな?
10年前くらいは30代だけで6〜7人くらいいて、そのまま持ちあがった感じです。


2)議員の在職年数


平成25年議員の在職年数



10年未満が6割。
1〜3期の議員が大半ということですね。生き残るのは大変だ…
50年以上在職していらっしゃる方がおひとりだけいらっしゃって、素直に凄いなぁと。1期4年としてざっと13期ですね。


3)所属党派


平成25年議員の党派



無所属が6割でほぼ大半。
東京特別区だとかなりの割合が国政政党で占められているので、ちょっと特殊ですね。
続いて公明党さんが2305人で構成比11.5%。
自民党さんが1970人で構成比9.9%。
共産党さんが1812人で構成比9.1%。
民主党が878人で構成比4.4%。
社民党さんが280人で構成比1.4%。
みんなの党さんが203人で構成比1%。
生活者ネットワークさんが79人、維新さんが69人、生活の党さんが5人となっています。


意外に思われるかもしれませんが、地方議会では自民党さんより公明党さんの方が所属人数が多いです。
これは、保守系無所属の方が「無所属」カテゴリに入るからです。たぶん。
それにしても公明さん・共産さんの組織力はさすがですね。

維新さんは国会議員が60名強ですから、ほぼ国会議員=区市議会議員となるんですね。
まぁ政令市議が多いので人数は少なくなるのでしょうけど。


詳しいデータをご覧になりたい方は市議会議長会の調査をご覧ください〜


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kenposzk at 16:00|PermalinkTrackBack(0)