2013年09月

2013年09月18日

渋谷区の分煙政策について〜渋谷区議会における議論まとめ(平成21年〜24年)〜

インターンの学生さんに、渋谷におけるここ五年の分煙政策の議論をまとめてもらいました。
若干抜け落ちはあるようですが、資料としては十分使えると思うので公開します。
議論の流れがわかります。
いろいろな観点から提言がありますね。



◎平成21年度 定例会第1回 3月31日 

○渋谷区議会民主党【吉田佳代子議員】予算討論


・歩行喫煙防止対策の強化、分煙ルールの周知徹底を求める



◎平成21年度 定例会第4回 11月26日


○渋谷区議会民主党【吉田佳代子議員】質問
・分煙ルールについて
 →平成十年四月 きれいなまち渋谷をみんなでつくる条約を制定
  平成十五年八月 渋谷区分煙ルールを制定
  平成十六年四月 所定喫煙所以外での喫煙の禁止(渋谷駅、原宿駅、恵比寿駅周辺を分煙ルール重点地区に指定) 

・分煙ルール重点地区について
 →啓発キャンペーンを毎月実施路面
  表示や看板の設置、美化活動の強化など、歩きたばこやポイ捨てなどをしない環境づくりを推進
  喫煙者の排除ではなく分煙ルールの周知・徹底

・たばこのポイ捨てが多い地区(センター街、代々木駅前、千駄ヶ谷駅前)について、
  (1)分煙スペースを設けていくのか
  (2)上記の場所に限らず分煙ルール重点地区を指定し、分煙の強化に取り組んでいくのか

【桑原区長】
・答弁
 →分煙ルールの徹底、あるいは重点地区の拡大等を行う。


◎平成22年度 定例会第2回 6月11日

○渋谷区議会公明党【沢島英隆議員】質問

・平成22年4月より約2ヶ月実施された、パトロール巡回員による渋谷区分煙ルールの周知徹底の効果・問題はあったか
   
【桑原区長】

・答弁
 →効果:喫煙所への誘導は反発を受けることがない
  問題:日々来街者が変わるため浸透しづらく、喫煙所以外での喫煙は減らなかった。


◎渋谷区議会民主党【吉田佳代子議員】質問


・駅周辺の喫煙所について
 →喫煙所が駅周辺に集中しているため、通行する非喫煙者への煙の被害が深刻

・具体的な煙被害について
 →初台駅北口の階段裏における急激な利用者の増加

   原因:―藺羆慄霧にある大手企業の敷地内を禁煙にしたこと
       ∋遊遒らオペラシティの一階広場の灰皿が撤去され禁煙になったこと
  
  結果、今まで分散していた喫煙者が駅前の喫煙スペースに集中してしまった

・一定規模のオフィスビル等では公的な喫煙所を設けるよう指導・要求し、分煙に協力してもらうことはできないか

【桑原区長】

・答弁
 →当面は、人の迷惑にならない場所へ喫煙所を移設
  今後は、意見交換会を設けて効果的な分煙ルールをつくり、成案を得る



◎平成22年度 定例会第4回 12月1日


○渋谷区議会民主党【吉田佳代子議員】質問


・初台駅の喫煙スペースについて
 →第二回定例会の一般質問で質問した特に初台駅北口の喫煙スペースは、三つの灰皿が撤去され駅前については煙のひどい状況はなくなり、ほっとしたとの声も寄せられている。

・意見交換会について
 →前回の一般質問の答弁で、意見交換会を設け、効果的な分煙ルールをつくるとしていたが現在その意見交換会の中でどのような話がされているのでしょうか
  また、一定程度の規模以上のオフィスビル等については、公的な喫煙所を設置していただくよう指導・要請していただくよう要望したがその後動向はどうなっているのか


【桑原区長】

・答弁
 →学識経験者、区民、事業者、行政機関の方を集めて四回の意見交換会を開催
  屋外における受動喫煙防止と喫煙所整備、公共的な施設における受動喫煙防止策について意見があった
  
  具体的な意見
  仝共の場所は禁煙をはっきり打ち出していいのではないか
  ∋劼匹發利用する場所については禁煙にすべきである。子どものいるところでは吸わないというマナーが必要ではないか
  たばこは嗜好品としての文化でもある。吸わない人のエゴにならないよう、共存できる社会をつくってほしい
  な煙スペースを設けて対応すべきであり、全部禁煙にするということは一方的ではないか
  ナ煙する場合はたばこの煙が流れないよう徹底する必要がある
  施設が分煙か禁煙かでわかるよう、きちっとした表示を入り口にさせるべきでないか
 
  意見交換会の結論を待って、区としての対応を検討したい
  

◎平成23年度 定例会第1回 3月28日


○渋谷区議会民主党【芦沢一郎議員】予算討論

・分煙ルールについて
 →分煙ルールの見直しに当たっては、区民、事業者の協力のもと、これまでの成果を踏まえ、マナーの一層の啓発や喫煙所の整備など分煙環境の整備への努力を求める
  持続可能な資源循環型の清掃行政を確立するため、ごみの減量とリサイクル回収品目の拡充へ、これは将来への投資という観点から、積極的に取り組まれるよう求める


◎平成23年度 定例会第1回 3月28日

○渋谷区議会民主党【鈴木建邦議員】質問

 
・駅前の喫煙所から出る煙などによる受動喫煙など、屋外での分煙対策をどのように行っていくのか
  区民の健康ときれいなまちづくりの両面から喫煙所を増設すべきではないか
  具体的にどのような対策を考えているのか


【桑原区長】

・答弁
 →本区は来街者が多いというまちの特性を踏まえ、きれいなまちづくりの観点から渋谷区分煙ルールを制定し、渋谷駅、恵比寿駅、原宿駅周辺を重点地区に指定

  しかし非喫煙者の意向にも沿うために、
  仝什澆竜扮貊蠅修里發里規模が小さい
  煙の出ない構造にしなければならない
  G枌屬里△衒についても検討しなくてはならない
  い修寮瀉屬砲弔い討世譴負担をするのか
  …等々の課題がある
  
  昨年八月に受動喫煙防止に関する意見交換会を設け、喫煙所の増設について検討中だが実効性ある計画とするためには時間が必要



◎平成23年 定例会第2回 6月7日


○渋谷区議会民主党【芦沢一郎議員】質問


・区では分煙ルールの見直しのための意見交換会を設置し、学識経験者や専門家の参加のもとに議論を進めてきたが、どのような検討が行われ、これを受けた区の対応について説明を求める


【桑原区長】

・答弁
 →昨年八月から本年二月まで、意見交換会を開催し
  三月に報告書が提出されている
  
  その内容は、

  ‖燭の人々が集まる駅周辺においてポイ捨てをなくし、たばこを吸う人も吸わない人も共存できる空間を確保する
  △修里燭瓩傍扮譽泪福爾盡上させ、建物内外を問わず受動喫煙の可能性を少なくしていく
  5扮貅圓犯鶺扮貅圓里垢瀛けをし、その喫煙場所を確保するなど分煙環境の整備を区の基本方針とすべきものである

  今後はこの報告を踏まえ、業界団体とも意見を交換し、成案を得たい


◎平成23年 定例会第3回 9月28日

○渋谷区議会自由民主党【下嶋倫郎議員】質問

・分煙ルールについて
 →平成十年に策定した「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」で、二万円以下の罰金を設けて、たばこのポイ捨てを禁止した
  さらに、平成十五年に「歩行喫煙はしない」「たばこは決められた場所で吸う」という渋谷区分煙ルールを定めた
  この啓発活動のおかげで、喫煙者のマナーが大きく向上し、まちの中では歩行喫煙はほとんどなった
  反面、屋外に設置された灰皿の周りで喫煙する人が以前より格段に多くなり、灰皿の吸い殻の撤去は毎日行わなければあふれるほどの状況
  商店街を通行されている方からのたばこの煙に対する苦情も多く寄せられている
・分煙ルール重点地区においてはJTなど、たばこメーカーの協力要請し、喫煙所そのものの規模、煙の出ない構造あるいは配置などを検討していく必要がある
  加えて駅構内などの完全分煙スペースの設置をJR、鉄道事業者にも協力を求めていく
  小田原市における「灰皿オーナー制度」に習い、町会、区、商店会、事業者等が協力した体制を構築できないか


【桑原区長】

・答弁
 →たばこメーカー・鉄道会議鉄道事業者ともに、本区としても努力しその要請努力をしていきたい
  観光客の減少に危機感を持っている小笠原市と違い、本区のように乗降客の多い場所でそのまま適用することができるかどうかさらに研究が必要
  


◎平成23年 定例会第3回 9月29日

○渋谷区議会みんなの党【小棒也】質問

・きれいな街渋谷をみんなでつくるのであれば、企業と連携し費用も分担、また、各町会へも声をかけ、渋谷区内に喫煙ボックスを設置してみてはどうか
 路上喫煙防止、受動喫煙問題のキャンペーンをすることで、禁煙者も喫煙者もより一層意識が高まり、コストもかかることが人々に浸透すると考えられる
 「渋谷区きれいなまちづくり推進協議会」・「行政と事業者連絡会議」双方年1度ではなくもっと会合を重ね、形骸化せぬよう、目に見える形で前進していただきたい

【桑原区長】

・答弁
 →あちらこちらにこういう喫煙ボックスを置くことになると、反対に今度は通行の支障になる
  置く場所・その大きさ等については十分配慮しながらやっていかなくてはならない
  区内の各地域への設置等についても道路交通法上の課題、また都市犯罪につながらないような工夫も必要になる
  きれいなまちづくり推進協議会は、意義のある今日的な課題の解決に役に立つような会議に切りかえていきたい


◎平成24年 定例会第2回 6月7日


○渋谷区議会民主党【鈴木建邦議員】質問

・区民から「千代田区等の取り組みに比べて分煙の効果が低いのではないか」との声が出ているが、実際の成果はどうなのか
  また、トラブルが起こりがちである灰皿周辺にエリアを明示し、喫煙者が過剰に広がらないようにしてはどうか
  さらに駅周辺に周知のペイントを施し、旅行者等でも分煙マナーに気づけるように徹底していってはどうか
  さらなる歩行喫煙をやめていただく手段を講じていってはどうか

【桑原区長】

・答弁
 →分煙ルールの周知は、年間を通じて十人の誘導員を配置し重点三地区の渋谷、原宿、恵比寿を中心に分煙ルールの周知徹底に努め、街の吸殻については減少しており成果が上がった
  渋谷駅周辺の喫煙所については、スペースをできるだけ広くとり、喫煙者があふれることのないようにいたしている
  更にプランターやパーテーション等を設置することによって、煙が周辺に拡散しないよう、より効果的な分煙のための設備の改善に努めている
  たばこ問題は、マナーの問題であり、各地域の美化推進委員会の強力、あるいはボランティアによる活動に期待し歩行喫煙禁止の働きをしていきたい


◎平成24年 定例会第4回 11月29日


○真民主渋谷【岡田麻理議員】質問


・保育園など小さなお子さんが利用する施設の周辺や地域性を考慮して、当区も地域別の路上禁煙を行ってはどうか


【桑原区長】

・答弁
 →実効性を担保する手法、財政負担等の問題があり、どのように実効のある対応ができるか今後とも検討していく




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kenposzk at 13:27|PermalinkTrackBack(0)

2013年09月04日

「渋谷公会堂」がなくなる日

渋谷公会堂がなくなるかもしれません。
つい最近までネーミングライツの売却により「CCレモンホール」と名前を変えてた渋谷公会堂ですが、今回は名前を変えるだけではありません。
完全になくなる可能性があります。


渋谷公会堂は1964年に建設されました。
すでに50年近くたって老朽化し、ところどころ補修して使い続けています。

そして隣にある渋谷区役所も同じような状態で、先日の耐震診断で危険だと診断されてしまいました。
今は渋谷区役所について耐震改修をするか、いっそ建替えてしまうか、議論がされているところです。
そして、結論を一度付ける区切りの日が、9月5日つまり明日なのです。


建替え案が選ばれた場合、渋谷公会堂も一体で建替えされることになっています。
つまり、こちらが選ばれた場合には渋谷公会堂はなくなってしまうのです。



耐震改修すればあと10年〜15年くらいはもつと言われています。
建替えの場合、あと2〜3年で渋谷公会堂は寿命を迎えます。


さて、どうなるか。どうするか。
ツイッターやフェイスブックでいろいろご意見をいただきますが、まだまだ悩んでいます。


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