2008年06月

2008年06月24日

転落死亡事故を受けての渋谷区の対応

先週の18日、杉並区で小学生が学校屋上から授業中に転落、死亡するという事件が起きました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

所管課長に確認を取ったところ、渋谷区では事件発生直後から学校の施設点検に乗り出し、区内学校・幼稚園すべてを確認、4箇所の設置を確認し、すでに対策していたところも含めて追加の安全対策を採ったということです。


また、すでに作成してある「安全対策ハンドブック」を活用する、子どもの行動範囲が広い場所での注意喚起、「立ち入り禁止の場所には近づかない」という指導の徹底、施設器具の使用前の安全点検実施等を要請する文書を事件発生翌日に各学校に送付したということです。
教育委員会は迅速に対応しています。

 

さて、このような学校等施設の安全の取り組みについて、民主党では「(仮称)学校安全条例」「(仮称)施設安全条例」の制定を提案するなど、力を入れて取り組んでまいりました。
視認性や安全性を具体化した基準、防犯・防災用品の管理基準などを明示するとともに、行政と学校、保護者、地域それぞれの役割を定め、まちぐるみで子どもたちを守る決意と、万が一、事故や犯罪が発生してしまった場合の原因究明と再発防止義務を定める内容の条例です。
条例を作るかどうかはともかく、区や教育委員会は十分なバックアップ体制の構築に勤めなくてはなりません。現場での普段からのリスクの洗い出しはなかなか難しいものです。現場に対応を丸投げするのではなくて区や教育委員会は十分なバックアップ体制の構築と具体的かつ詳細な安全基準の設定に取り組み、かつ折に触れて具体的な見直しの指示が必要ではないかと考えています。
そういった意味でも、引き続き「安全対策ハンドブック」のブラッシュアップと活用の深化、ヒヤリハット事例の共有などが必要でしょう。さらにいえば、危険な場所に子どもが立ち入ったのは事実であり、そのような判断ミスを防止する意味でも危機に対する自己防衛意識を指導するのはいくら繰り返しても足りないように思います。子どもはスリルが好きでしょうから・・・

 

現在の学校における安全対策は、単に施設の安全にとどまらず、不審者対策や防犯、果てはインターネット犯罪に関する事項まで、保護者の期待は広がっていると思います。
企業などでも難しいのがリスクの洗い出しですが、教育が本業の学校教員にすべてを委ねるのも無理がありますし、現場から離れている教育委員会がどこまで取り組めるかというとそこも限界があります。
そのあたり、今後も注目していきたいと思います。



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kenposzk at 17:29|PermalinkTrackBack(0)議会活動 

2008年06月23日

富ヶ谷・代々木八幡の停電に思う

21時半過ぎから22時半くらいまで約一時間、代々木八幡駅前は暗闇に包まれました。小田急線と山手通り・井の頭通りに囲まれた一角とその周辺が停電したのです。

町中が停電しているので、不安がった方々が家を出て、駅前を中心にかなりの人数が集まりました。コンビニや一部の非常用電源設備のあるお店の明かりを頼りに、知り合いと情報交換をしていました。

私は、歩き回って情報収集を行い、そのあとは地下鉄の駅入り口で乗降客に情報提供をしていました。駅や電車は電気がつながっているので、お客は駅を降りると同時に暗闇に包まれ、面食らうのです。なので、「この一帯だけ大規模に停電している。山手通りや井の頭通りを越えれば明るくなる。気をつけて帰ってください」と声をかけてインフォメーションしていました。

停電から1時間ほど、辺りは騒然としていました。渋谷のような都会でも、電気が無くなればイチコロです。商店街の方は冷蔵庫の状態を気にしていましたし、病院の方はバッテリーの残量に神経を使っていました。たくさんの方々が、携帯電話で家族や友人と話し、東京電力に電話をかけ、見慣れぬ光景を写真に撮り、楽観と不安の狭間にいました。

おもったことを箇条書きにしておきます。

・人々は携帯電話から個々に電話をかけていた。東京電力に電話をかけるものも多かったようだ。輻輳が起きたようで、電話がかかりづらい状態になった。
・写真を撮るもの、動画をとるものも多かった。
・商店街や一部の住民を除けば、顔見知りも少ないようで、知り合いと電話をしていたようだ。
・秩序はなかったが、無軌道にもならなかった。みている限り、スーパーの商品などをくすねるものもいなかったようだ。
・非常ベルが鳴るビルがあったが、操作がわからなかったのかなかなか鳴りやまなかった。
・マスコミの腕章をつけた方がすぐに駆け付けた。
・コンビニやチェーン店を中心に非常用電源がともり、街を照らしていたので駅前は暗闇にはならなかった。

 



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kenposzk at 23:12|PermalinkTrackBack(0)考え・想いなど 

「ロシア・アヴァンギャルド」展がBunkamuraで開催

今日は移動中に時間があったので、Bunkamuraにて「ロシア・アバンギャルド」展を見てきました。

 

1910〜1920年代のロシアでは、フォービズムやキュビズムの影響を受けた抽象表現が盛んになりました。これが「ロシア・アバンギャルド」です。シンプルかつ大胆な抽象化は徐々に先鋭化し、シュプレマティズムという幾何模様による純粋な表現にまで行き着きました。

 

ロシア革命前夜からの緊張と軌を一にするこの運動は、革命政権のもとに芸術文化教育に取り込まれていきますが、やがてスターリンによる芸術団体の解散命令によって終焉し、亡命した画家たちはフランスなどにその拠点を移します。しかし、一瞬の輝きはすさまじく、そのスパークが会場に横溢しているようです。

私はどうもロシア芸術が好きなようで、歌曲などでもマイナーなチャイコフスキーなどを好んで聴いていたりします。大地の叫び、とでも言うのでしょうか、そのようなエネルギーが感じさせるものが好きなのです。この展覧会でも、プリミティズムとか素朴派といわれる「ピロスマニ」の作品が気に入り、安いですがクリアファイルを買ってしまいました。

それにしても、渋谷というか東京のいいところは、こうやってふらっと質の高い表現に触れることができるところですね。こんな環境を守っていければなぁ。



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kenposzk at 21:04|PermalinkTrackBack(0)プライベート 

2008年06月20日

渋谷区の区民税減免制度について

総務区民委員会が開かれました。

今回は、所管事項の調査が二件。そのうち税の減免制度についてを報告します。。

 


◎特別区民税・都民税の減免について

所得税法第323条には、市町村民税を市区町村長が減免することができるとの規定をおいています。一般的にはあまり使わない手法ですが、この規定を活用するとの方針が固まり、具体的な報告が行われました。

基本的な枠組みとしては、
・生活保護水準以下の所得の方について、担税力の回復の見込みが無い場合、申し出によって減免の審査を行う
・審査は家族や資産状況(自己居住は除く)、個々の事情(疾病や事故などで回復の見込みが無いなど)による
・減免は所得割の全額減免により行う
ということのようです。

また、地方税法第45条の規定により、市町村民税の減免を受けたものは同じ割合によって都道府県民税も減免されるということです。


私は、今回示されたこの方法についてこう考えています。
・減免規定があるのだから、活用することは自治権の拡大に当たり、異論は無い。 ○
・生活保護制度と税体系の間の制度矛盾を解消する試みである。 ◎
・また、後期高齢者制度や各種非課税措置の廃止など低所得者(特に高齢者)の負担が拡大する中、減免は一定の意義がある。 ○
・とはいえ、低所得者の支援のための諸施策は別に存在し、さらに非課税制度が存在する以上、地方税で過剰に救済すべきではない。 △
・また、負担の公平の観点、自助の原則の観点などから、要件を厳密にし、対象を限定する必要がある。 △

以上から、要件をある程度厳密にし、所得割減免に限ったこの減免は、制度間の矛盾を解消するために意義のある制度であり、評価できると考えています。ただし、濫用にならないよう注意することと、東京都との調整が十分必要でしょう。

 

今後、物議を醸すかも知れませんが、区長の決断は一定評価をしたいと思います。



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kenposzk at 15:44|PermalinkTrackBack(0)議会活動 

2008年06月17日

第二回渋谷区議会閉会

先ほどで、渋谷区議会の第二回定例会が終了しました。

 

今定例会は新設の条例などもあり、短期間でしたがかなり密度の濃い定例会でした。

 

民主党としてはいくつかのポイントがありますが、取り急ぎ討論を行った二点だけまとめておきます。

・補正予算:本町小中一貫校計画に伴う、本町中学校仮設校舎建築計画を含むもの。夏休みに工事を行う便を考え、また現在のところ民主党の提案にそってきめ細かい説明が行われつつあるとのことから、賛成。ただし、小中一貫校の長所や効果がいまだ明確になっていないことを指摘、また引き続き説明と意見吸収に努めることを要望。

 

・後期高齢者医療制度に関する請願:後期高齢者医療制度には問題があり、撤回を求める意見書をあげてほしいというもの。賛成。

 



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kenposzk at 15:54|PermalinkTrackBack(0)議会活動 

2008年06月09日

渋谷区議会・本会議

5日から定例会が始まりました。二日間に渡って代表質問・一般質問があり、、いつも以上に実りある議論が展開されました。

特筆すべき事項を簡単にまとめます。

 

後期高齢者医療・徴収方法を天引きするかしないか選択できるようにする。軽減策等は国の動向を見てから

住民税など・十月から年金天引きになるが、事前に天引きするかしないか意思確認する

住民税・高齢者のうち生活保護で支給される水準以下の収入の方は、申し出により住民税減免制度を用いるべく準備する

ふるさと納税・守る立場。居住実態がありながら納税しない(住民票をおいていない)人への対処をしたい。その一方高額納税者に対する対応も考えていきたい

 

いずれも民主党の質問に対する区長の答弁を中心に構成しました。私のメモなので正確には議事録をご覧ください。



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kenposzk at 13:14|PermalinkTrackBack(0)議会活動 

2008年06月03日

松涛美術館・河野通勢作品展

松涛美術館にて、河野通勢展覧会が開かれています。

河野は岸田劉生のグループで、独自の筆致で多彩な洋画を残した画家です。代々木や原宿の風景画も残しています。

ほとんど独学で学んだと言うことですが、宗教画や挿絵なども描いていてバラエティに飛んだ作品群が魅力的です。
非常に楽しめました。


二階ではクロックムッシュを食べながら鑑賞することもできます。どうぞお越しください。


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kenposzk at 09:21|PermalinkTrackBack(0)