小平市、勝った。渋谷区、保養券問題(続)

2005年04月05日

渋谷区、保養券問題

渋谷区で職員・議員に保養券を配布していることが東京新聞で取り上げられました。
区が発行し、年度当初に一枚六千円分の券を三枚つづりで配布する「保養施設利用券」などのことで、この券は職員も区議も配られている、けしからん、と言うものです。
 
私はこの保養券を受け取っていません。
議員が役所から便宜を図られるような形は、あまり好まないからです(好ましくない、とまでは言いません)。
 
とはいえ、職員の福利厚生について不当なものであるとは全く思いません。スーツなどの提供とは全く質が違いますよ。
 
少し書いてみます。


○職員について。

他の自治体では、職員互助会と言う組織に対して補助を出し、その補助を使って職員互助会が旅行券などを配っているそうです。
つまり、ワンクッションおいています。使い道は限定されません。

渋谷区では、職員互助会に補助を出していません。
保養券を直接職員に提供し、また保養施設を借り上げて互助会に運営委託しています。
つまり、使い道を限定し、明確にしているのです。

どちらがより明確なんでしょうか?
明らかに渋谷区のほうが明確だと思うのですが。

金額については、検討する必要がある部分は検討していきます。


○公務員の厚遇について

よく公務員の厚遇が話題になっています。
行き過ぎたものはもちろん問題だと思いますが、逆に民間の水準が必ずしも適正であるとも思いません。

使用者はもう少し従業員の働きやすい環境を整えるべきだと思っています。
まあ、総論ですんで、環境が整っているところもあれば整っていないところもあるでしょう。
リンクアンドモチベーションと言う会社があります。働く意欲のわく環境を整えることも必要だと言う主張をしている人事コンサル会社です。この主張は正しいと思っています。

私は、公民問わず、適正水準を守ると言うことが、いつにあっても必要だと思います。
価格も適正水準がある(BY松下幸之助)。福利厚生にも、待遇にも適正水準がある。
この議論がない状態で、財政状態が厳しいからと言って「税金がそのまま職員の私的な旅行費用」にあてられ、と非難するのは軽率ではないかと思います。

いずれにしても、もう少し議論はしなければいけないでしょう。


○議員の保養券について

個々の議員が判断すればいいことだと思います。
会派の中でも受け取っている人と受け取っていない人がいます。
チェックすべき区議も恩恵、と書いてありますが、実はこの保養券、長年議論をしていたところです。
渋谷区議会では基本的に全員一致でないと制度が変わりません。今のところ全員一致していませんでした。それだけのことです。

私は保養券は必要でないしあまり好まない形であると思っていましたからそういう提案もしましたし受け取りませんでした。ただ、議会での議論には取り入れられませんでした。
今後、議論は進むでしょうか。それはまだわかりません。


このエントリーをはてなブックマークに追加
kenposzk at 10:58│Comments(3)TrackBack(0)時事問題 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by Riki−SanDiego   2005年04月06日 00:26
ブログへのご指摘ありがとうございました。たしかに最近の新聞報道は、安易に公務員を叩くと、受けがいいという姿勢が目立ちますね。この記事も、総額1億と「私的旅行」という言葉が刺激的で、たいへんな悪事のような印象を受けますが、鈴木議員のブログを拝見すると、各人への割り当ては常識的な金額のように思われます。ブログに引用する側としても、こういった点には注意しなければと反省しております。

地方議員の活動というのも、世の中であまり取り上げられることが少ないと思いますが、鈴木議員はネットを効果的に使用されて、地道な活動をされているようです。今後のご活躍を期待しています。

RIKI-SD
Professor of Medicine.
2. Posted by 渋谷市民オンブズマン   2005年04月07日 20:02
鈴木けんぽう先生、あなたはこの保養券を受け取っていないという話ですが、それは今年だけで、去年までもらっているじゃないですか。
なぜ、そのことは言わないのですか。
民主党の皆さんはみんなもらっているんですね。
3. Posted by 舟久保輝雄   2006年04月22日 05:58
保養券は、金額の問題ではなく姿勢の問題です。貰っても当然と考えます。議員を含め、職員も休養をとることは、いい事です。適正か、否かはその後の活動で判断します。出来れば、選挙だけでなく、チェック機能を持った、システムを地域に作れないものか。すなわち、行政の一部を民間の業者でなく、地域の住民に、委託する勇気を持てないか。こうした、努力をすれば、保養券を含め理解は広がると思う。行政事業に対する住民の参加意識を大事にしてほしい。

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

小平市、勝った。渋谷区、保養券問題(続)