選挙続き渋谷区議会:予算特別委員会

2005年03月07日

愛国心と文化

昨日のインターンミーティング、「日本では愛国心が薄れているか?」という問題が提起されました。
 
教育基本法の話に絡んで話が発展したのです。
中国の留学生からの提起でした。
 
面白いので、以下少し書いてみます。論としては雑です。


教育基本法の改正が叫ばれていますが、その一つとして「愛国心」を条文化するということがあります。

留学生の疑問は、「条文化しなければならないほど、愛国心が薄れているというふうには見えない、むしろ日本人は非常に国を愛しているように思う」というものです。

#断っておきますが、留学生君は教育基本法改正の是非について意見は言っていません。感想として「愛国心が薄れているようには見えない」と言ったのです。


留学生君の主張:
「日本人は、古くからの伝統文化に対して愛着を持っている。例えば服。着物は大切にされているし、着ることも多い。中国では古い着物を着ることは少ない」

うーん、チャイナ服・・・はどうなんでしょうか? 無知ですみません。


他の国がどうかは良くわからないけど、日本の文化ってのは割と「取り入れる」スタイルの文化なので、いろんな古いものが形を変えて脈々と続いていく、って感はありますよね。

和服にしても、和服をモチーフにして新しい浴衣を編み出したりとか、端切れを使ったバッグが人気になったりとか、まさに温故知新な展開があります。

ちなみに、最近は「男の着物」ブームが起きています。虎視眈々と狙っているところです。高くて手が出ないけど。

他にも、例えばお茶の世界だと、三角形のお茶室ができたりとか、リモージュのティーカップを使ったりとか、伝統にとらわれすぎない進取の気風と発展性があります。


こんなふうに、古いものと新しいものをどんどんミックスさせていくスタイル、「取り入れる」スタイルがあるんだと思います。
そういう意味では、日本人は伝統文化に対して愛着を持っているということができるのかもしれませんね。

もちろん、伝統文化に対して愛着を持っているかどうかということと、愛国心があるかどうかということには、あまり関係がないかもしれません。

とはいえ、私たちがどのように見られているのか、違った視点を持つことによって新たな思考が生まれるというもの。なかなか面白かったです。

皆さんはどう考えますか?

このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

選挙続き渋谷区議会:予算特別委員会