会派総会寝屋川市教師刺殺事件

2005年02月14日

時事:ライブドア・堀江社長によるニッポン放送株取得(2)

昨日の続きです。
少し酔っ払い気味なので乱文ご勘弁。
ついでに言えば、もしかしたら事実の誤認などあるかもしれないので、教えてください。ビジネスは専門ではありませんので申し訳ない。
 
さて、今日は交渉の戦略と言う観点からシナリオを書いて見ます。
交渉・喧嘩ごとに勝つセオリーは4つの手順に集約されると思っています。
 
1)先制攻撃で戦意を喪失させるか、十分に大きな戦果をあげる(カマシ)
2)一旦引き、時間をかけて対峙して、周囲の状況を整える
3)別働隊(隠しだま)を投入し、交渉を有利に展開する
4)少し妥協し、相手側の顔を立て、終局させる

ライブドアの戦いは既に第二ラウンドに入っています。
第一ラウンドは十分な成功を収めました。
一つ言及するならば、大株主との協定が事前に成立しているならば第一ラウンドで投入しているはずです。圧倒的な戦果をしょっぱなに収めれば速やかに終結させることができますから。
つまり「戦意を喪失させる」というところまで行っていない、だけれども十分な成果はあった、という判断から35パーセントの段階でおおっぴらに動いているのです。
大株主との協力は現時点では成立していないと見て間違いないでしょう。 
 

さて、第二ラウンドでは、前線は対峙・小競り合いをしつつ後方かく乱とプロパガンダ(宣伝)が主流になってくるものです。
ここで現在の戦局を見るならば、巨大なフジテレビの重要な前線基地としてニッポン放送があり、それに対しライブドアが奇襲をかけて十分な戦果をあげたた、という状況です。少なくともニッポン放送の戦闘力・防衛力は激減したといっていいでしょう。
そして、フジテレビは自己防衛に早急に取り組み、フジとライブドアがにらみ合いに入ったところです。

フジテレビとライブドアの物量を考えると、当然フジに軍配が上がります。であれば、ライブドアはフジテレビが動けないような状況を作ることに注力するはずです。
なぜなら、弱小側にとって戦線をいたずらに拡大させるのは愚の骨頂だからです。ランチェスター戦略を持ち出すまでもなく、弱小勢力は各個撃破と局地戦によって勝利を重ねていくしかないのです。
これは昨日もかきました。

だから、物量に勝るフジに派手に動かれるよりは、ブラフをかましてフジに守りを固めさせ、フジの足を止めてしまった方がいい。ライブドアは堀江社長をメディアに出演させて「ニッポン放送の株を利用してフジテレビを襲うぞ」という強気の姿勢を見せることによって、フジテレビの目ををまず自社の防衛に向かわせ、対峙の状況を作り出したのではないでしょうか。
 
余り意識はされていませんが、他のグループ会社もおそらく同様の自社防衛を図っているはずです。確認していませんので確実ではありませんが。
そうすると、ニッポン放送をグループ全体で守る余力がなくなってきます。タイミングも遅れます。ライブドアはニッポン放送への圧力を強めることに専念でき、ニッポン放送は孤立無援の状況になってくる。
どっちが有利なのか、一目瞭然ですよね。
ライブドアは今後おそらく派手なプロパガンダを続けるでしょうが、大局的には対峙の戦略を取るでしょう。実質的な戦いは水面下に移行します。

状況を整えるのには時間が必要ですし、総力で比べるとフジテレビには太刀打ちのしようもありません。時間を引き延ばす一方で、水面下での交渉を各方面に続けるでしょう。
いわば、第三ラウンドに向けて布石を打っていく段階です。
そういう意味では上場廃止もライブドアにとって不利な話ではないでしょう。むしろ一般投資家の投売りや機関投資家の狼狽という混乱が生まれるかもしれません。混乱は弱小勢力にとっては千載一遇のチャンス。ライブドアにとっては願ったりの状況になります。
 
ここで確認をしておきたいのは、他放送局・グループのこと。ライブドアを取り上げることによってフジサンケイグループに間接的にダメージを与えることができる、しかしその一方で自社が危険にさらされる可能性も高まってくる。
そこの見極めをうまくできるかできないかが一つの焦点のような気がします。
 

とはいえ、余りにも長期的な対峙はライブドアにとって百害あって一理無しです。
転換社債型の資金調達とはいえ、社債は社債。借り入れですから、長期になるとリスクは当然高まります。戦いの長期化はライブドアにとって不利、逆に体力のあるフジテレビには有利なはずです。
ですから、1〜2ヶ月のうちには第3ラウンドに入るでしょう。タイミング的に最高なのはフジテレビ側が自社防衛体制を一段落させ、反転攻勢をはじめたとき。カウンターパンチが一番効くんです。
 
第3ラウンドで焦点なのは、隠しだまの存在です。当たり前なんですが、圧倒的な勝利を緒戦で挙げる目算が立たない場合、当初からの全軍投入はしません。目論見が外れた場合に対応できないですし、何より全てのカードを開いてしまうことによって戦略の自由度が極端に減ってしまうからです。
戦力の一部はヤマ場で投入します。切り札とか、隠しだまとか言いますね。今回も隠しだまがあると見たほうが妥当でしょう。
隠しだまを投入することで膠着した戦線を一挙に流動化し、有利な局面を作ってから最終交渉に臨むのです。WW2のアメリカが核兵器を投入したようなものです(言い過ぎ?)。
 
これは例えば5〜10パーセントくらい保有している大株主がライブドア側につくとか、(村○氏がまだ15パーセントくらいの株を所有しているのに洞が岳を決め込んでいるのならば、という条件付ですが)ライブドア側が村○氏にニッポン放送の全株式を提供してその代わりに緊密な提携関係を構築するという条件を提示するとか、一言でいって
「ライブドアが完全に勝利する材料ではないが、インパクトが大きいもの」です。
最終的な流れを引き寄せるための一手ですから、それで十分なのです。
第二ラウンドで打ってきた布石が効果を発揮するのもこの頃です。
 

首尾よく隠しだまを投入したら、最終局面です。
ある程度譲歩しつつ、最終的な目的を達成するのです。
最終的な目的は転売ではありません。転売目的ならば転換社債という長期的なリスクを負う必要がありません。ファイナンスの面からみておかしいような気がするんです(繰り返しますが、ビジネスの専門家ではありませんからこの辺は確実とは限りません)。
また、メディアのサイト運営に協力する、というのも単なる言い訳です(昨日書きました)。だって、そんなの普通に提携を求めればいいでしょうし、投入資金から考えてばかばかしいほど小さな利益しかでないでしょう。
ということで、おそらく他に目的があります。おそらくそれは、コンテンツを生み出す仕組み・コンテンツを配る仕組みです。
 

・・・というところで、また打ち切ります。明日は視察ですので、準備をしなくてはなりません。できれば携帯から更新したいとは思いますが、時間が取れるかな。
是非ともご意見お願いします。
 
 


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kenposzk at 22:39│Comments(0)TrackBack(0)時事問題 

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