平成17年度の渋谷区予算原案予算内示イラクでの選挙について

2005年01月29日

政治は「分りやすさ」と「実現可能性」が問われている?

木曜日にインターン生に予算委員会の傍聴をしてもらったのですが、その感想です。


「初めて生で予算委員会を見学しました。新しく感じたのは、民主党への不信感でした。(すいません。。)

もちろん自民党(小泉さん)の、質問に対する答えはひどいものです。長ーい質問をされたにも関わらず、曖昧に適当に答えて終わらせる。しかしこれは既に分かっていたことだったので、特に新しい発見ではありませんでした。

生で見たことで新しく感じたのは、やはり小泉さんの喋りの方が親しみやすく、柔らかいということでした。内容は散々ですが、これでもし内容のあることを喋らせたら国民は皆納得してしまうのではないかと思いました。

それに対し民主党は、かたい言葉で表現していると感じる事が多く、あまり言葉を吸収する事が出来ませんでした。

あと、ヤジをとばす人が多く、それはいいと思うんですが、例えばそのヤジを飛ばしている人が小泉さんの立場になった場合、どこまで政策を実現できるのか、また、本当に実現する気はあるのかと考えたら、どうもそうではない気がして何かうんざりしてしまいました。実際は色々動いて考えているのかもしれませんが、それは見えません。目に見える形で示してもらわないと。」


手厳しいんですが、多くの国民の皆さん方が感じていらっしゃることが示されているような気がしました。

ここで示されているのは、
 ・分りやすさが求められていること
 ・実現可能性が問われていること
です。

1)分りやすさについて

国会など議会での議論は本来プロフェッショナルな話であるはずです。
国民・住民の皆さんに代わって、難しい議論を行うのが議員の役割です。

テレビで映されることによって、専門性よりも分りやすさが重要になってきています。
これがひどくなると「劇場型政治」と呼ばれるようにショーの要素が強くなります。

大物人気政治家でもパーティなどで「何トンチンカンなこといっているんだか・・・」と嘆きたくなることがあります。専門性よりもパフォーマンスが強い人です。
私はそういう方は評価しないんですが、今はそういう政治家が求められているんでしょうね。

いつか渋谷区議会でもインターネット中継が実現するはずです。今は専門性の高い議論をしようと心がけていますが、中継が始まったら「分りやすい議論」を心がけようかな。


2)実現可能性について

頑張りますとしか言えません。

ちなみに、民主党の政策は結果的にたくさん実現しています。特に、政策新人類といわれる方の政策はバンバン実現しています。
なぜなら、自民党と政府が自分達の政策として実行してくれるからです。

小沢一郎さんが、「民主党の若手は『頭いい競争』をしている」といっていました。
民主党の方が自民党よりいい政策を持っていますよ、頭いいですよ、とアピールする傾向がある、ということです。しかし、いい政策は自民党に取られてしまう。自民党の「できのいい知恵袋」として使われてしまっている現実があります。

これは戦略として間違っていると、小沢さんは指摘をしていらっしゃるわけですが、私もそう思うなあ。
政権を持っていなければどんないい政策でも実現できません。だから実現可能性を問われると、「??」になってしまうのです。
まず政権取ろう。



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この記事へのコメント

1. Posted by ボクシングファン   2005年01月29日 23:09
 こんにちは。

 興味深いお話なので、少し参加させてもらってもよろしいですか?一応国政の選挙権をもつ一有権者として、かつ民主党に一定の期待を寄せる者として。

 わかりやすさ、本当にそんなものが必要なのでしょうか?管理人さんもおっしゃっているとおり、僕は政治家は専門家であるべきだと思うのですが。

 むしろ、民主党の行動で今まで僕の目に付いてきたのは、「わかりやすい」行動ばかりのような気がします。座り込み、決議のボイコット(結果強行採決)…野次もそうですね。最近では未納三兄弟→お遍路なんてのもありましたか。「われわれは与党に反対している」ということがとても「わかりやすい」です。しかし、失礼ながら、それらの戦術を目にしたとき、あまり役に立っているとは思えませんでした。

 突っ込みを入れたくなる方法で与党を名乗る公明党の方が、よっぽど野党らしい仕事をしているような気になることがあります。政府のブレーキとしてちゃんと存在感を示しているような。

 例えば、かなり前の話で恐縮ながら、盗聴立法、もとい、通信傍受法案の審議のとき、民主党はボイコットを選択しました。しかし、僕は、野党には、捜査機関の暴走を抑えるための要件の追加等の役割を期待していたんです。盗聴は、判例でも一定の要件で証拠として採用され、その必要性自体は否定できないという感想があったというのが第一ですが、それだけではなく、当時の状況ではもう同法の国会通過は避けられないように思えたからです。結果として、僕の期待に近い働きをしたのが公明党であったという…。

 「結局、民主党は社会党なのか…」と思ったものです。その感想がどれほど正しいかはともかく、そう思ってしまいました。二大政党制、ひいては政権を任せることができるのかと。

 インターンの方、僕、そして国民の「不信感(すごい言葉の選び方ですね)」を払拭できるのは、「わかりやすさ」ではないような気がします。

 すいません、こんなこと僕だけの感覚かもしれませんし、第一、政治のど素人の僕が政治家の先生に直接口に出すようなことではないと思います。有権者の勝手な一感想だと思いお納めください。


追伸
 「民主党の若手の政策」、限られたものしか知りませんが、期待させられるものが多いです。「それ、やったらうまく行きそうな気がする」と思わされるんですね。とりあえず、「年金財源を税にする」案と、「高速道路を無料にする(これは若手ではないかな?)」案は、かなり期待したのですがどうなりました?
2. Posted by けんぽう   2005年01月31日 14:51
ボクシングファンさん、書き込みありがとうございます。

国会での戦術は、また別の観点で捕らえたほうがよさそうです。機会があれば書きますが、国会には国会のルールがあって、それにしたがって各党戦術を組み立てている。ところが、報道する際には、どうしても現象面だけがクローズアップされてしまうのです。

さて、わかりやすさの件ですが、原則は私も「わかりやすさ」≦「専門性」だと思っています。ただ、今後ネット中継などが実施された場合、「わかりやすさ」も重視しなければならないなと考えました。そういう思いをこめて文章を書いたつもりです。

「不信感の払拭」は、基本的には政策の代案(というか国家ビジョン)によるものだとは思います。ただし、本文でも書いたとおり、優れた政策も政府与党に吸収されてしまうケースが多いので(特に新規性の高いものほど)、政権戦略としてどこまで妥当なのかは難しいところです。
「政権取ってからいい政策を打ち出せばいいじゃないか」と言う判断にも、一理あるような気がします。
ただし、国民に対していい政策を実現していくと言う観点で言えば、政策を「盗まれる」と言う形でも実現をできているのは評価してもいいのかもしれません。これは、公明党のいわゆる「政策実現」と通じる性質があります。

長くなってしまいました。またご意見お願いいたします。

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